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プレスリリース概要

2026.06.15

国内最大級のスマートクラウドラボ「iLIS」を岡崎に整備 ~ 全国の研究者が時間や場所を超えて最先端実験にアクセスできる研究環境へ ~

大学共同利用機関法人 自然科学研究機構
大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構
大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構
国立大学法人 総合研究大学院大学
日本電気株式会社

大学共同利用機関法人自然科学研究機構(機構長:川合眞紀)は、AIとロボットを活用して実験の設計、実行、解析、データ蓄積を一体化する大規模スマートクラウドラボ「iLIS」を、自然科学研究機構岡崎地区(愛知県岡崎市)を中心に整備します。本事業は、日本独自の研究基盤システムである『大学共同利用機関※1』をデジタル時代に合わせて抜本的に強化するものです。文部科学省の令和8年度「共同利用・共同研究システム形成事業〜大規模集積研究システム形成先導プログラム〜※2」に採択され、令和8〜11年度の4年間、総事業費約95億円で実施予定です。総面積約1万1,600平方メートルにおよぶ国内最大級※3の共同利用型スマートクラウドラボ※4として、令和8〜9年度に施設・装置・データ基盤を整備し、令和10年度から全国の研究者への本格供用を開始する予定です。利用方法や公募時期、データ・知財の取扱いは、整備状況に応じて順次公表します。
 
※1 大学共同利用機関
個別の大学では整備・維持が困難な大型の研究施設や設備、膨大な学術データなどを、全国の国公私立大学の研究者が共同で利用するために設置された、日本独自の研究基盤システム。本事業では、このシステムをさらに強化し、時間や場所の制約を超えて最先端の実験環境にアクセスできる「スマートクラウドラボ」を構築することで、日本の「科学の再興」を貢献する次世代型の研究環境を提供。
※2 共同利用・共同研究システム形成事業 ~大規模集積研究システム形成先導プログラム~
全国の意欲ある研究者が時間・場所を問わず高度な研究環境にアクセスできるよう、AI for Science を活用した研究システムの抜本的改革を目指すプログラム。令和8年度から4年間の事業として開始。研究設備の自動化・自律化・遠隔化により、高品質な研究データを大量生成し、日本の「科学の再興」を実現することを目標とする。具体的には、①オートメーション/クラウドラボの構築、②研究データの創出・活用基盤の構築、③人材育成、を実施する。
※3 国内最大級
本事業は、総面積約1万1,600平方メートルの敷地の中に、自動合成、液体ハンドリング、MRI、放射光、クライオ電子顕微鏡、次世代シーケンサー、質量分析装置などを分野横断的にネットワーク化する共同利用型スマートクラウドラボとして研究基盤が整備されるという、「国内最大級」の規模のプラットフォームとなります。
※4 スマートクラウドラボ
自動化・遠隔化された実験装置、ロボット、データ基盤、AI解析環境をネットワークで統合し、研究者が場所や時間に制約されずに実験や解析を行える研究施設。

【発表のポイント】
  • 文部科学省の令和8年度「大規模集積研究システム形成先導プログラム」に採択。令和8〜11年度の4年間、総事業費約95億円で、国内最大級のスマートクラウドラボ「iLIS」を岡崎に整備する。
  • 自然科学研究機構岡崎地区(愛知県岡崎市、山手キャンパス・明大寺キャンパス)を中心に令和8〜9年度に整備を進め、令和10年度から全国の研究者への本格的な供用を開始する。
  • 自動有機・無機合成システム、液体ハンドリングロボット、MRI、放射光施設、クライオ電子顕微鏡、次世代シーケンサー、質量分析装置などをネットワーク化し、化学・材料科学・生命科学のデータ標準化を推進する。
 
【事業規模とスケジュール】
事業期間:令和8〜11年度(4年間) / 総事業費:約95億円(うち令和8年度予算 43.6億円)

時期 主な取組
令和8〜9年度(2026〜2027) 整備期間。コアファシリティへの自動合成・分注装置等の集中整備、各機関の中核研究装置の高速ネットワーク接続、AI-ready データ※5基盤の構築・試験運用を進める。
令和10年度(2028)〜 全国の研究者への本格的な供用・遠隔利用の提供を開始。自律的研究サイクルの運用とデータ蓄積を本格化する。
 
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図1.  革新的科学のためのインテグレーテッドスマートクラウドラボ「iLIS」