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大学共同利用機関法人 自然科学研究機構

基礎生物学研究所

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プレスリリース概要

2013.05.28

過剰な光エネルギーを消去する実体、光合成タンパク質超複合体を発見

基礎生物学研究所 環境光生物学研究部門の得津隆太郎助教と皆川純教授は、緑藻が光合成の許容量を上回る過剰な光エネルギーを安全に消去するために、特殊なタンパク質(LHCSR)を結合した巨大な光合成タンパク質超複合体を形成することを発見しました。本研究は、植物の細胞内で光エネルギーを消去する実体を初めて捕らえたものであり、これまで不明な部分が多く残されていた光エネルギー消去の仕組みの完全理解が期待されます。この研究成果は、米国科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)の電子速報版に米国東部時間5月27日に掲載されました。

 

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強光条件下でのクラミドモナスの培養(得津隆太郎助教)