基礎生物学研究所
2011.02.09
基礎生物学研究所の上野直人教授、田尾嘉誉研究員(現理化学研究所)、理化学研究所発生再生科学総合研究センター、およびアイオワ大学医学部の Bassuk博士らの研究グループは、細胞の極性(形や機能的な非対称性)を決め個体の発生にも重要な役割を担う因子のひとつPrickle(プリック ル)遺伝子の変異が、てんかん発作のおこりやすさに関わることを示しました。研究グループは、Prickle遺伝子の機能が低下したマウスでは、正常マウ スに比べて発作を起こしやすいことを明らかにしました。この成果は、2月11日に米国人類遺伝学会誌 The American Journal of Human Geneticsで発表されます。
田尾嘉誉研究員