バイオインフォマティクスを専門としない生物学研究者で、これから次世代シーケンシング(NGS)データの解析を行おうとしている方を対象に、ゲノムインフォマティクスの基礎的技術と考え方を身に着けることを目的としたコースです。
本コースは2日間の日程で開催されます。データ解析を行う際の共通の基盤として、UNIXオペレーティングシステムや統計解析パッケージRの基本的な使い方を学んだ上で、NGS解析と統計学の基礎を学習し、NGSデータ解析を想定した演習を行います。
受講者数
受講生 21 名 聴講生 258 名(応募総数 328 名)
(受講生はオンサイト、聴講生はオンライン)
開催報告
今年度は 、まず例年行っている「NGS 解析入門」と 「RNA-seq 入門」を夏に開催しました。「NGS 解析入門」は、解析プラットフォームとしての UNIX や R の使い方と NGS データの基本的な取扱い、統計的な考え方などを習得する基礎的なコース、「RNA-seq 入門」は、実際に RNA-seq データを処理し、統計解析を行って生物学的に有用な結果を得るまでの流れを習得する実践的なコースで、両者を合わせて受講することで、 RNA-seq 解析の基礎から実践までを学ぶことができます。昨年度同様に、オンサイト、オンラインのハイブリッド開催で、参加者はオンサイトできめ細かいサポートが受けられる受講生と、オンラインで遠隔地から気楽に参加できる聴講生という2種類の形態を選択できます。各コース300名を超える方に参加していただきました。
後半は、今年度から始まった二つのコースを開催しました。「生命科学者のためのインフォマティクス入門」は「NGS解析入門」の内容を一部改変したもので、UnixやR、統計学を中心とした従来の内容を踏襲しつつ、必ずしもNGS解析に特化しない汎用的な入門コースに改変しました。「ゲノム解析入門」は全く新しいコースで、近年のロングリードシーケンサーの発展に伴い、より容易になってきた新規ゲノム配列の決定に焦点を当てました。ゲノム配列のアセンブルからアノテーションまでを実践演習を交えて習得する中級向けのコースで、オンサイトのみで実施しました。
今年度は久しぶりに新規コースを開催しましたが、概ね好評でした。今後とも内容や方式についての検討を重ね、より良いコースにしていきたいと思います。
オーガナイザー 内山 郁夫(超階層生物学センター データ統合解析室)