基礎生物学研究所
Venue | 基礎生物学研究所 | |
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Date | Mar. 12-14, 2024 | |
Link | ウェブサイト (https://sites.google.com/nibb.ac.jp/saber-fish-training-course) | |
空間トランスクリプトームの解析法として、高感度かつmultiplexに転写産物を検出するin situ FISH技術が多用されています。その技術の一つとして注目されている、Signal Amplification By Exchange Reaction (SABER)-FISH*に関する講習会を開催しました。
この技術は、高感度かつ多重的に転写産物を検出できるin situ FISH法の一つであり、SABERと呼ばれるin vitroで自作したプローブを用いて、高感度にmRNAを組織上で検出する技術です。講習会では、プローブのデザイン、プローブの作製、メダカ切片を用いたin situ hybridizationの実際と、技術の原理から具体的な実験手法までを詳しく解説し、実践的な実習を行いました。参加者からは「空間解析における新たなツールを習得することができた」「SABER-FISHを自分の研究にぜひ取り入れたい」といった声が寄せられ、研究への応用が期待されています。
鈴木 賢一(新規モデル生物開発室)