基礎生物学研究所
Organizers | オーガナイザー:鈴木賢一、吉田拓也(NIBB) | |
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Venue | 基礎生物学研究所 | |
Date | Mar. 11, 2024 | |
Link | ウェブサイト (https://sites.google.com/nibb.ac.jp/trans-scalews) | |
NGS・イメージング・その他の計測技術の急速な発展により、様々な生体情報(マルチモダルオミクスデータ)を一細胞や組織切片上から得ることが可能になってきました。今後は空間情報を意識しつつ生体情報を統合し、組織や器官の恒常性・発生・再生・疾患を三/四次元的に理解するための方法論の確立とその実践が重要だと考えております。このような背景のもと「Trans-scale組織学WS」を開催しました。
ワークショップでは、シングルセルメタボロミクス、MSイメージング、空間トランスクリプトミクス、長期ライブイメージング技術など、細胞から組織、器官、個体までのオミクスデータを統合し、「Trans-scale生物学」を確立するために必要な最新技術を紹介しました。特に、細胞レベルでの空間オミクス情報を活用した三次元・四次元的な理解に焦点を当て、恒常性、発生、再生、疾患に関する新しい視点を提供しました。参加者からは「時空間情報を統合した研究の重要性がよく理解できた」「新しい技術を自分の研究に応用できるアイデアを得られた」といった好評が寄せられ、今後の研究における基盤構築が期待されています。
オーガナイザー 鈴木 賢一(新規モデル生物開発室)