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岡崎の植物

サギソウ(<i>Habenaria radiata</i> (Thunb.) Spreng)

サギソウ(Habenaria radiata (Thunb.) Spreng)

本当に白鷺そっくりの花をつける人気のラン。岡崎市内では、小規模な高層湿原で見られる。採集による個体数の減少が全国的に...

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ヤブガラシ(<i>Cayratia japonica</i> (Thunb.) Gagn.)

ヤブガラシ(Cayratia japonica (Thunb.) Gagn.)

嫌われ者の雑草であるが、都市部でもっとも目につくものは3倍体で、種子がほとんどできない。一方、名古屋、大阪、京都など...

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ショウジョウバカマ(<i>Heloniopsis orientais</i> (Thunb.) C. Tanaka)

ショウジョウバカマ(Heloniopsis orientais (Thunb.) C. Tanaka)

岡崎は東海丘陵要素をはぐくむ小規模な湿地に事欠かないので、ちょっとした山の沢沿いや小湿地で、ショウジョウバカマの群生...

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ミズギク(<i>Inura ciliaris</i> (Miq.) Maxim.)

ミズギク(Inura ciliaris (Miq.) Maxim.)

比較的見る機会の少ない植物だが、岡崎では、東海丘陵要素の多い小湿地で見ることができる。愛知県のレッドデータブックでは...

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ウメバチソウ(<i>Parnassia palustris</i> L. var.<i>multiseta</i> Ledeb.)

ウメバチソウ(Parnassia palustris L. var.multiseta Ledeb.)

白い梅の花形の、非常に目立つ花を高い茎の先につける。梅鉢、とは天満宮の紋章の梅鉢紋のことである。岡崎市内では、小規模...

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シュンラン(<i>Cymbidium goeringii</i> (Reichb. fil.) Reichb. fil.)

シュンラン(Cymbidium goeringii (Reichb. fil.) Reichb. fil.)

雑木林の林床を好む蘭である。春先に咲く花の香りは、独特で、非常に好ましい。緑を基調とした花色も、落ち着いていて、かつ...

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コバノガマズミ(<i>Viburnum erosum</i> Thunb. ex. Murray var. <i>punctatum</i> Franch. et Savat.)

コバノガマズミ(Viburnum erosum Thunb. ex. Murray var. punctatum Franch. et Savat.)

秋に赤い実をつけるのでおなじみだが、花もそれなりに美しい。写真のように、ハナカミキリやそれに類似した小型の甲虫がしば...

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ツルボ(<i>Scilla scilloides</i> (Lindl.) Druce)

ツルボ(Scilla scilloides (Lindl.) Druce)

岡崎では川の土手に大群落を作っているところがあり、花時には実に見事である。岡崎の観光名所としても一級品ではないかと思...

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ヒガンバナ(<i>Lycoris radiata</i> Herb.)

ヒガンバナ(Lycoris radiata Herb.)

昔、地方では墓に生えるなどといって不当に嫌われてきたが、近年はその良さが素直に見直され、鉢やプランターで栽培する風景...

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ヤドリギ(<i>Viscum album</i> L. subsp. <i>coloratum</i> Komarov)

ヤドリギ(Viscum album L. subsp. coloratum Komarov)

岡崎はヤドリギの多い町である。名鉄の車窓からも見えるこの榎の場合、ヤドリギが本体を養っているのではないかと思われるく...

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コンテンツ

  1. 岡崎の植物(53)
  2. 植物学者 塚谷裕一の調査旅行記(9)
著者紹介
塚谷 裕一
東京大学大学院理学系研究科 教授
元 基礎生物学研究所 客員教授
塚谷 裕一

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