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岡崎の植物

ミヤマウズラ(<i>Goodyera schlechtendaliana</i> Reichb. fil.)

ミヤマウズラ(Goodyera schlechtendaliana Reichb. fil.)

地生蘭の一種。葉にウズラ模様が入るのでこの名がある。比較的個体数は多く、市内の山林でしばしば見かける。江戸時代には葉...

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エンシュウムヨウラン(<i>Lecanorchis suginoana</i> (Tuyama) Seriz.)

エンシュウムヨウラン(Lecanorchis suginoana (Tuyama) Seriz.)

東海地方では比較的目にしやすい腐生蘭(菌寄生蘭)の1つ。とはいえ、腐生蘭の上、開花期が短いだけに、ぱっちりと花の開い...

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トキソウ(<i>Pogonia japonica Rchb</i>.f.)

トキソウ(Pogonia japonica Rchb.f.)

山野草愛好家の間で人気の野生蘭。昔は名古屋市内に大群落があり、園芸用に出回っているのはその子孫と聞くが、私たちの世代...

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ネジキ(<i>Lyonia ovalifolia var. elliptica</i> (Wall.) Drude var. <i>elliptica</i> (Sieb. et Zucc.) Hand.-Mazz.)

ネジキ(Lyonia ovalifolia var. elliptica (Wall.) Drude var. elliptica (Sieb. et Zucc.) Hand.-Mazz.)

本来は乾き気味の尾根筋などで見る樹だが、市内の湿地にも低木が見られる。アセビに近い仲間なので、花は白くなかなか美しい...

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シロイヌナズナ(<i>Arabidopsis thaliana</i> (L.) Heynh.)

シロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana (L.) Heynh.)

私たちが「本業」で主な研究材料に使っているのが、このシロイヌナズナである。市内で散見されるものは、実験系統と異なり、...

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クロミノニシゴリ(<i>Symplocos paniculata</i> (Thunb.) Miq.)

クロミノニシゴリ(Symplocos paniculata (Thunb.) Miq.)

これは花の時期の様子。湿地の中央部付近ではこのようにコンパクトな樹型となって、花盛りの時はかなり見栄えがする。200...

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ヒナノシャクジョウ(<i>Burmannia championii</i> Thwaites)

ヒナノシャクジョウ(Burmannia championii Thwaites)

葉緑素を持たない完全腐生植物(菌寄生植物)で、菌類に寄生して暮らしている。背丈は3-4センチとごく小型の多年草。レッ...

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オモダカ (<i>Saggitaria trifolia</i> L.)

オモダカ (Saggitaria trifolia L.)

正月に食べるクワイと近縁の水草。葉の形や花が観賞用とされ、池のほとりに植えられることも多い。2004年8月撮影。 ...

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ミズギボウシ (<i>Hosta longissima</i> Honda)

ミズギボウシ (Hosta longissima Honda)

愛知県から九州に掛けて自生する湿地性のギボウシ。ギボウシは日本ではそれほど人気がないが、欧米ではガーデニングに引っ張...

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ホソバミズヒキモ (<i>Potamogeton octandrus</i> Poiret)

ホソバミズヒキモ (Potamogeton octandrus Poiret)

葉の長さが1-2センチ程度の小型のヒルムシロ。本種のように水没性の水草の類は、全国的に絶滅の危機にさらされている。中...

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コンテンツ

  1. 岡崎の植物(53)
  2. 植物学者 塚谷裕一の調査旅行記(9)
著者紹介
塚谷 裕一
東京大学大学院理学系研究科 教授
元 基礎生物学研究所 客員教授
塚谷 裕一

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