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2021.07.14

安藤俊哉助教が2021年度日本動物学会奨励賞を受賞

進化発生研究部門の安藤俊哉助教が2021年度の日本動物学会奨励賞を受賞することが決まりました。受賞対象の研究テーマは「マクロスケールからミクロスケールまでの昆虫の機能的形態の形成機構の研究」です。9月に開催される第92回大会にて、授賞式および受賞者講演が行われる予定です。

安藤俊哉助教の受賞コメント:
 この度、日本動物学会より奨励賞を授与していただくことになりました。
 私は、これまで昆虫が有する様々な機能的な器官形態に着目し、その形態形成を制御する発生遺伝学的な仕組みを明らかにする研究を進めて参りました。肉眼でも観察できるマクロスケールの構造から、電子顕微で観察して初めて認識できるようなミクロスケールの構造まで、様々な機能美を有する特徴的な器官の形に着目し、その形成過程を支配する遺伝子の役割を明らかにして参りました。本賞では、私がこれまで進めてきた一連の研究を評価していただきました。
 思い返してみますと、基礎生物学研究所を始め、東京大学、理化学研究所と、私がこれまで所属してきた研究室では、自由な発想・好奇心に基づいた研究プロジェクトを推進ができる環境が整っており、だからこそ一連の研究を進めることができたのだと感じております。そのような環境を整えてくださった先生方を始め、技術面・研究面でサポートしてくださった多くの方々に心より感謝を申し上げます。
 私自身もそのような研究環境を今後作っていけるように心がけるとともに、これからも動物学の発展に貢献できるよう引き続き精進して参ります。
 

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