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国際連携

COS Heidelberg - 連携活動

基礎生物学研究所はCOS Heidelbergと「刺胞動物の光感知のメカニズムと進化」に関する国際共同研究を開始します

Date Feb. 14, 2020
自然科学研究機構 基礎生物学研究所は、ドイツ・ハイデルベルグのCenter for Organismal Studies (COS) Heidelbergと国際連携協定を結び、生物学分野での基礎研究を推進しています。今回、連携協定に基づき、「刺胞動物の光感知のメカニズムと進化」に関する国際共同研究を開始することになりました。本共同研究は、自然科学研究機構「戦略的国際研究交流加速事業」による支援を受けて、実施されます。
 
本国際共同研究では、新規モデル生物の一つであるセイタカイソギンチャク(Aiptasia sp.)を材料に用います。セイタカイソギンチャクの光感知のメカニズムと進化を研究するCOS HeidelbergのAnnika Guse教授 (http://guselab.de)が、基礎生物学研究所に整備中のオープンラボ(注1)に参画し、次世代シーケンスや海産生物生育設備等の研究支援施設を利用して研究を推進します。基礎生物学研究所では、上野直人教授 (https://www.nibb.ac.jp/morphgen/)や皆川純教授 (https://www.nibb.ac.jp/photo/)がサンゴやセイタカイソギンチャクと藻類との共生関係についての研究を推進しており、相互の情報交換や研究交流が期待されます。本国際共同研究の推進では、新たに雇用される、研究員1名が基礎生物学研究所のオープンラボに常駐して研究を行います。また、研究の一部についてはCOS HeidelbergにあるGuse教授の研究室での実施を予定しており、研究員はCOS Heidelbergに派遣されます。
 
注1)オープンラボとは
所属研究室にこだわらず、様々な分野の研究者が集い、それぞれの研究を推進するための研究室。オープンラボには、共通で利用できる機器等が設置されている。研究者同士の交流により、自身の研究の発展のみならず、分野を超えた新しい研究課題の芽生えも期待されている。