基礎生物学研究所
Organizers | 内山 郁夫、重信 秀治、三輪 朋樹、西出 浩世、中村 貴宣 (基礎生物学研究所) | |
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Venue | 基礎生物学研究所 | |
Date | Feb. 25-26, 2016 | |
Link | ウェブサイト (http://www.nibb.ac.jp/training/unix201602/) | |
このコースは、もともとゲノムインフォマティクストレーニングコース(以下 GITC) RNA-seq入門の中で行われていたUnix入門とR入門の講義を、今回から切り離して、従来情報管理解析室が利用者向けに行っていたUnix講習会をベースに再構成したものです。GITCの受講者の多くにとって、UnixやRにおける「コマンドを打ち込んで様々な処理を行う」というスタイルには不慣れであるため、この段階で躓きを感じてしまう受講生が少なからず存在していました。そこで今回は、特に基本的な内容について実習や演習を含めてじっくりと時間をかけて行いました。一方で、実際のデータ解析においてUnixの有用性を実感してもらう目的で、次世代シーケンサデータ解析の基本的なコマンドの説明や、それを使った簡単なシェルスクリプトの作成などのやや高度な内容にも触れました。
定員を大幅に上回る69名の応募をいただき、その中から選考された22名の受講者はモチベーションが高く、みな熱心に取り組んでいました。フロアサポートに力を入れたこともあって、直後に行ったアンケート結果はおおむね好評でしたが、内容を詰め込んだためか、進行がやや早いと感じた受講者も少なからずいたようです。一方、2週間後のRNA-seq入門編にも参加された受講者からは、準備編を切り分けたことに関して概ね好評で、2週間という間を置いたことで復習の時間がとれ、スムーズに本編の内容に取り組むことができたようです。次回以降も準備編と実践編に分けて開催するという体制を維持しつつ、運営面や内容についてより連携を深めて効果的なトレーニングコースにしていきたいと思っています。
(内山 郁夫)
受講者22名(応募69名)
実習内容:
UNIX基礎
R入門
テキスト処理
シェルスクリプト
演習