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国際連携

EMBL - シンポジウム

The 2nd NIBB-EMBL PhD Mini-Symposium 2011 and The 13th International EMBL PhD Symposium

Venue EMBL Heidelberg, Germany
Date Nov. 16-19, 2011

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 EMBLへの大学院生派遣で私は、シンポジウムに参加している同世代の研究者と交流したり、EMBLの施設見学をさせていただいたり、Marcus Heisler博士の研究室でセミナーをさせていただいたりと、たくさんの良い経験をさせていただきました。
 EMBLではたくさんのシンポジウム・トレーニングコースなどが開催されており、今回のシンポジウムでも様々な国からアクティブな若手研究者が多く参加しているようで、すごくオープンな雰囲気を感じました。
 EMBLは所属している研究者もヨーロッパ中から集まっている、世界的にも屈指の研究機関です。顕微鏡や画像解析などのイメージング部門、次世代シーケンサーやqRT-PCRなどのシーケンス部門、EMBL内で物品を購入できる調達部門等が完備され、さすが世界でもトップクラスとうなずける充実具合でした。福利厚生が充実している点も印象的でした。
 私の研究分野である植物発生学で先駆的な研究をしているMarcus Heisler博士がEMBLに所属しておられたので、個人的にメールでディスカッションをお願いしたところ、研究室メンバー向けに発表しませんか、とご提案いただき、セミナー形式で発表させていただけることになりました。英語で発表するのは何度経験しても慣れないもので、ちゃんと理解していただけるか不安だったのですが、大いに興味を持って聞いていただけたようでほっとしました。さらに、私の考えに賛同していただけたこともあり、自分の研究内容に自信を持つことができました。
 今回の大学院生派遣のおかげで、EMBLやヨーロッパの研究者と話すことができ、研究環境の実際を知ることができました。この経験を今後の研究に是非活かしていきたいと思います。

(基礎生物学研究所 中田 未友希)
 
 

 今回のEMBLへの訪問は、私にとって、初めてのヨーロッパ渡航かつ英語での口頭発表でした。はじめに、発表準備に際してご指導下さった方々に感謝申し上げます。もちろん指導教官他ラボ内の人にもたくさんアドバイスは受けましたが、同じ立場のEMBLに行く学生同士で何回も練習したり、また基生研内の留学生にも聞いてもらい英語の表現をわかりやすく訂正してもらったり、と出発までが大変ではありましたがとても良い経験になったと思っています。たくさんの方のおかげで、今の自分にできるベストな発表はできたかなと思います。次はもっと英語もスマートになるよう、そして内容も良くなるように、と帰国後には日々の研究に対するモチベーションもぐんと上がったように感じています。今後もこの経験を励みに精進していきたいです。
 以下に、やはり日本とは違う異文化にふれたことについていくつか書きます。一つ目に、初日の口頭発表の合間のお昼の時間に、EMBLの学生にEMBLの中を案内してもらったときのことです。ユーモアのセンスがあふれた3Dのポスターを発見しました。細胞内のタンパク質の輸送経路について研究しているラボで、タンパク輸送のシグナルをドイツの信号と警察官に見立てたポスターでした。学生によれば、各ラボでそれぞれの研究内容をわかりやすくかつ面白く表現したポスターを数枚作るというノルマがあるそうです。基生研でも一般公開の際にはぜひこのようなユーモアのあるポスターを真似て作ってみたいものです。二つ目は、同じくEMBL内のツアーで次世代シークエンサーの並ぶ部屋に行った時のことです。それぞれの機械にチューリップやマフィンの絵が描かれた紙が貼ってありました。どのラボのものかを示すタグらしいのですが、ラボの名前でないところがヨーロッパ人らしいなと思いました。三つ目は、なんといっても最後のダンスパーティーです。三日間のシンポジウムが終わった最終日の夜、学会会場がダンスホールに様変わりし、前には大きなスライド(シンポジウム中の写真を投影)、会場じゅうに流れる音楽に合わせてみんなひたすらお酒を飲みながら踊っていました。
 最後に、自分の発表での質疑応答、シンポジウムで聞いた他の学生の発表、シンポジウムの合間を利用したハイデルベルク大へのラボ訪問、パーティーで触れ合った学生とのたわいもない会話、ドイツビール、ハイデルベルクの観光、カバン紛失事件、すべて私にとって大変貴重な体験でした。このような訪問の機会を与えてくださったすべての方々に深く感謝致します。

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(基礎生物学研究所 養老 瑛美子)
 
 

 今回のEMBLシンポジウムでは,生命科学の先端を行く研究者の方々の話を聞くことができ,有意義な時間を過ごすことができました.
特に印象に残ったこととして,参加していた学生の多くは積極性に富んでいたことが挙げられます.例えば,ポスターセッションや休憩時間において,彼らは多くの人と話そうとする姿勢を持っていたように感じます.また,アフターパーティーにおいても,皆で楽しもうという雰囲気を感じ取ることができました.自分にはこのような点が少々足りないのではないかと感じ,見習いたいと思いました.
今回学んだことを胸に,今後も研究に打ち込んでいきたいと思います.最後に,派遣の機会を与えてくださいました研究所の方々,鎌田先生,ならびにEMBLの方々に深く御礼申し上げます.

(基礎生物学研究所 大原 裕也)
 
 

 総じて、刺激的で楽しく将来のモチベーションとなる非常に有意義な研修でした。派遣していただけたことを心より感謝申し上げます。
 参加したPhD symposiumは本当にヨーロッパ中の学生が大挙して集まるシンポジウムでした。そういった国際的で大規模なシンポジウムを学生の力で毎年行っていることにまず驚きました。また、シンポジウムの発表を聞いて西洋人のプレゼンの仕方の違いに驚きました。聴衆を見渡しアドリブを効かせて笑いを取る。スライドの枚数は抑え1枚1枚をゆっくりと説明する。よくわからないけれども「プレゼンうまいなあ」と思わせるオーラが漂っていました。
 残念だったのは、研究分野が遠くお互いの研究に深く入り込めなかったこと、そして文化的背景とパーソナリティの問題からダンスパーティのような飲み会に全くなじめなかったこと。前者は次の海外発表に対して前向きな動機付けとなった一方、後者は海外留学に対してひどくためらいの生じさせるものでした。鹿鳴館を建設した明治の日本人に思いをはせずにはいられませんでした。
 まとめますと、海外に赴きシンポジウムに参加して発表することは非常にいい経験であり一生の財産となりますので、今後もこのような企画が続いていくことを切に願います。

(基礎生物学研究所 柴田 美智太郎)
 
 

 昨年の11月にハイデルベルクで開かれた国際EMBL Ph.D.シンポジウムに派遣学生として参加してきました。このシンポジウムにはEMBLの学生以外にも様々な国の大学院生が参加していました。寒かったドイツよりも遥かに寒いというカザフスタンでも、ドイツよりおしゃれな人が多いというイタリアでも同じように試行錯誤しながら研究をしているのに深く共感して、また新鮮な気持ちにもなりました。異なる国で習慣も母国語もちがう人たちと研究に関しては同じコトバで話し合えるのも印象的でした。
 街のシンボルとなるハイデルベルク城を望む旧市街には日本人どうしやEMBLの学生と一緒に何度も遊びに行きました。クリスマスマーケットの準備を始めた街と同じようにわくわくする高揚感にあふれた滞在でした。

(基礎生物学研究所 徳江 萌)
 
 

 科学は人間の業であり、何気なく読み飛ばす論文の著者欄の一人一人にも生活があり、人生があり、思想がある。「結果」やら「議論」やらに疲れてくると、紙面の向こうの著者に思いをはせたいところだが、日本にやってくるのは大人になった人ばかり。今回の派遣は、海外にいる自分と同世代の大学院生がどんな思いで研究し、生活しているのかを知る絶好なチャンスであった。
 そういう意味では、生命科学者はずいぶんお得な生業である。15分も話せば、会話のきっかけには困らないぐらいのネタができ、知り合うことができる。口頭発表したMini symposiumの聴衆はお世辞にも多いとは言えなかったが、それでも普段知り合うのない人たちと議論することができた。願わくは、EMBLの学生らの発表も聴くことができれば、もっと親しくなれたのかなと思う。様々な機会で学生たちともずいぶん交流して、ダンスパーティで踊りあったが、それでも時間が短すぎたように感じた。
 EMBLの学生らが主催したPhD Symposiumは圧巻であった。日本でも学生主催のシンポジウムはあるが、ほとんどが自分たちの発表のための集いである。それに対し、彼らは自分たちが面白いと思った話を集め、人を刺激するために会を催していた。スピーカーの紹介にも「この人の研究本当にすごいのっ!」という驚嘆がにじみ出ていて、実際に理解できたどの話も、本当に面白かった。理解できなかった話も凄そうに聞こえた。いつかは彼らに選んでもらえるような研究をしたいなと、少し意気込む。
 このような素晴らしい機会を与えて下さった基生研とEMBLの関係者に、深く御礼申し上げます。名大・京大・EMBLの学生らとの新しい出会いを大切にしたいと思います。

(基礎生物学研究所 石 東博)
 
 

 11月15日から20日の日程でドイツ・ハイデルベルグにあるEuropean Molecular Biology Laboratory (EMBL)で開催された、2nd NIBB-EMBL PhD Mini-Symposium及び、The 13th International EMBL PhD Symposium(The Rhythm of Life, Cycles in Biology)に参加した。
 11月16日に行われたNIBB-EMBL mini-symposiumでは、「Current view as to the molecular mechanisms of plant circadian clock with special emphasis on the pseudo-response regulators, PRRs, of Arabidopsis thaliana」という題目で口頭発表を行った。初めての英語での口頭発表だったが、練習の快もあり発表自体はスムーズに進められた。しかし、質問が聞き取れず、NIBBからの参加者に助けてもらう場面があった。シンポジウムの後、EMBLの学生の方々と食事をし、そのあとには研究所内を見学させてもらった。研究所及び各研究室はとても広く、また最新の機器が並んだ機器室は壮観だった。
 17日から19日にかけて行われたPhD Symposiumではポスター発表を行った。私のテーマである植物についての講演および発表は少なかったが、普段接することのない動物やカビなどの研究者が多く、とても興味深い話が聞けたことは良かった。また、講演者のプレゼンテーションはとてもうまく、ほとんどスライドを見ずに話していることが印象的だった。
 6日間という短期間の日程での国際シンポジウムの参加だったが、英語での口頭発表はもちろん、様々な研究者と討論できたことは良い経験になった。

 引率して頂いたNIBBの鎌田芳彰先生や他の日本からの学生参加者の方々に多方面で大変お世話になり、とても感謝しています。また、このような貴重な経験の場を与えて頂いた関係者の方々にお礼申し上げます。

(名古屋大学大学院 石田 快)
 
 

 2011年11月16日から19日までの4日間、ドイツのハイデルベルクで開催された2nd EMBL-NIBB mini symposium 及び 13th International EMBL the Ph.D. symposiumに参加させて頂きました。
 EMBLは、フランクフルト空港から車で2時間ほど南下した所にあるハイデルベルクのなかでも、都心から適度に離れた静かな場所に位置しており、研究に集中できる環境が整っていました。また、欧州19カ国により創設された研究所であるため、様々な国籍の学生や研究員が共に研究生活を送っており、とてもオープンな雰囲気がありました。
 今回のPhD symposiumには、欧州に限らず、世界中のPhDの学生が参加していました。そのため、国籍や分野を問わず、本当に様々な研究者と交流することが出来ました。初日は、EMBLとNIBBの合同シンポジウム“2nd EMBL-NIBB mini symposium”が開催され、頭発表を行いました。語学力の問題もあり、12分という発表時間内で、様々なバックグラウンドを有する研究者達に対し、どこまで研究内容を伝える事が出来たか、という課題の残る結果となりました。しかし、当日まで何度も発表練習を重ねたこと、海外での口頭発表を経験していたことから、自信を持って、楽しみながら発表することが出来たので、とてもよい経験になりました。
 2日以降の13th International EMBL the Ph.D. symposiumでも、ポスター発表やCoffee Breakの機会を利用して積極的に話しかけ、研究内容や研究に対する姿勢など、とても楽しくディスカッション出来ました。演題の多くは、植物を用いたリズム解析の研究であり、マウスを用いた行動解析の研究は私だけでした。多少リズムに関係があるものの、研究内容が違いすぎると気後れしていましたが、フタをあけて見ると多くの参加者が私のポスターに興味を示してくれました。また、つたない英語でしたが一生懸命説明した甲斐あって、コアタイムが過ぎても熱心に耳を傾けてくれる方が多かったので、とても嬉しく思いました。研究に対するモチベーションがあがり、自信もつき、とても充実した時間を過ごすことが出来ました。また、研究分野の異なる講演や発表のなかにも、驚きや興味が湧いたので、改めてサイエンスの面白さを感じる機会でもありました。さらに、話をする中で印象的だった事は、海外の研究者は全体的にコミュニケーション力が高く積極的である事、そして、研究にだけ没頭しているのでなく、人生を楽しむ一部として研究を位置づけている姿勢でした。PhDシンポジウム自体も学生が運営しており、その企画・行動力に感化されました。
 今回、EMBLを訪問できたことは、研究を行ってゆく上で大変有意義なものとなり、視野の広がりを実感できました。さらに、同行したNIBBや京都大学の学生との交流を通して、視野や人脈も広がりました。今回の経験が、研究はもちろんのこと、人生においても、とても良い刺激になったと感じています。最後に、このような素晴らしい国際シンポジウムに参加する機会を与えて頂きましたNIBBの関係者様、引率して下さったNIBBの鎌田芳彰先生、そして、海外渡航にご援助頂きましたGCOEプログラムの関係者様に感謝を述べ、報告書とさせて頂きます。本当にありがとうございました。
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 グッケンハイム美術館を思わせる外観とDNAらせんをイメージした内観 (左、中央)
一生懸命説明したので多くの参加者が耳を傾けてくれました (右)

(名古屋大学 今井 早希)
 
 

 2011年11月17日から19日までの13th International EMBL PhD Symposium-The Rhythm of life  cycles in biology-に参加しましたのでその報告をします。シンポジウムは、ドイツの南部に位置するハイデルベルクにて開催されました。ハイデルベルクは人口約14万人の中規模都市で、ドイツ最古の大学であるハイデルベルク大学を有している大学都市で町並みも古く美しい町でした。
私を含む名古屋大学のメンバー3人と鎌田先生をはじめとする基生研の方々と15日に中部国際空港を出発し、フランクフルトからのバスを介して約13時間かけてハイデルベルクに到着しました。ハイデルベルクは真冬の名古屋ほどの寒さで非常に寒かったです。
翌日16日は朝から15時くらいまでクローズドなmini Symposiumを開催していただき日本から招待された我々が日ごろの研究成果を英語で発表しました。参加者はシンポジウム主催のスタッフとEMBLスタッフ、研究者計10名ほどと我々というメンバーでした。一人の持ち時間が発表12分質問3分という短い時間ではありましたが、こじんまりした会だけあって質問が飛び交い充実した会でした。私の発表でも基生研の方からとEMBLの研究者からの質問が2つありました。どちらも私の研究内容についてだったので、どちらも答えやすかったです。発表中は数回頭が真っ白になり言うべきことを一部飛ばしてしまいましたが、振り返ってみるとなんとか筋は通っていたと思いますので少し安心しています。私にとってこの度の発表が英語での初めてのオーラルだったのですが、繰り返し声に出して練習したことで言葉の使い方やイントネーション、台詞とポインターを使うタイミングなど基本的なことから見直すきっかけになり大変勉強になりました。また、他の方の発表を聞くことで気を付けなければいけないことや見習うべき点が発見できて参考になりました。
その日の昼休みには学食に行って食事をしました。ランチチケットをいただいたので動くのが辛くなるほど注ぎました。料理の種類も日本の学食とは比べ物にならないほど充実していました。その後30分ほどラボツアーがあり、いくつかの研究室や実験室、解析室、動物飼育室などを見せて頂きました。なかでも10畳ほどの部屋に次世代シーケンサーが6台ほど林立していたのには驚きました。さすがEMBLだけあって遺伝子解析の設備の充実ぶりは圧巻でした。しかし、顕微鏡やその他解析機器はEMBLの方には申し訳ないですが、名古屋大学も負けていない印象を受けました。このことから研究は必ずしも機械によって左右されるというわけではないということを実感することができました。
Mini Symposium終了後はダウンタウンに繰り出し700年以上前に建設されたハイデルベルク城に歩いて行きました。城は山の中腹に位置し、城からの街の景色はつい写真を撮りたくなるような素晴らしい景色でした。夜からはクラシックな雰囲気のバーでウェルカムパーティーがありソーセージとザワークラフトをいやというほど頂きました。
2日目17日からシンポジウムが始まり、ホテルからシャトルバスで10分くらいかけて会場に向かい、9時から19時くらいまでみっちりセッションが行われました。1時間ほどのプレナリーレクチャーや20分ほどのショートセッションもありタイトなスケジュールでした。この日のセッションのテーマがRegulatory cyclesだったのですがセルサイクルにおける細胞レベルでのリズムやmRNAやタンパク質レベルでのリズムなど様々な分野の話を聞けて楽しかったです。また、海外の学会ならではのコーヒーブレイクの度に出てくる充実したお菓子とコーヒー、また昼食の料理の数々で常に満腹な状態でセッションに臨んでいました。
最終日19日はサーカディアンリズムがテーマで、私のポスターセッションがあり何人かの方が質問に来てくれました。今回の発表内容は季節性の性腺退宿の新しいメカニズムを解明した内容で何人かに”素晴らしい” ”面白い”と言っていただきました。ポスター会場では多くの人が連日飲み物片手にディスカッションを繰り広げていました。ただ、まとまった結果が出ているグループが少なく少し残念でした。光受容器であるメラノプシンのお話をしたハワード・クーパー教授のお話は、歴史から現代の問題まで総括されていいて大変面白かったです。最終日のクロージングセッションの後の夜は、一晩中踊りつくすというもので、学会後にそういった経験はなかったのでとても新鮮ではじけることができました。
今回のシンポジウムは私にとって3回目の海外の国際学会に参加し、著名な研究者から若手の研究者など様々な人々に刺激を受けてより一層計画的に機敏に研究に打ち込まねばという気持ちになりました。ただ、海外留学をしたいという気持ちは以前からありまいたがこの度のシンポジウムにおけるラボツアーなどを通して、長期にかけているのもいいが考え方などを学びに短期で留学するのもよいのでないかという感想も得ました。今回の経験は今後の研究者としての人生にとって大きな糧になることは間違いないと思います。発表のお話を持ちかけてくださった名古屋大学GCOEの金森先生をはじめとするスタッフの方々やこのような機会を与えてくださったNIBBの方々に心から感謝したいと思います。
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山に挟まれ、川沿いに発展した町はまるでオーストリアのザルツブルクのようであった (左)
ポスター掲示板前の私 (右 撮影:今井早希)

(名古屋大学 池上 啓介)
 
 

 I highly appreciate NIBB for providing us an opportunity to attend the mini PhD symposium at EMBL. It was an eye opening experience. The travelling and lodging were great. EMBL students were wonderful and co-operative. We, the NIBB students got to present our works both in oral and poster presentations. We got lots of feedback from the EMBL students and some Professors during the 13th EMBL PhD Symposium. Many researchers around the globe working on Biology had come to advise and expose their wonderful works. Their works encourage us even more to love science. Not to forget the good food over there, Heidelberg is a small, beautiful city, very much similar to Okazaki. Such a wonderful and peaceful city, no wonder many researchers come up with good inspirations and works. I would encourage many of our aspiring NIBB students not to miss this opportunity of knowledge sharing/exchange amongst different Universities and to make many new friends.––

(基礎生物学研究所 Chimwar Wanglar)
 
 

 I very much enjoyed the 13th International EMBL PhD Student Symposium and the beautiful city, Heidelberg. At the symposium, I had many chances to explain my research to lots of EMBL students and invited speakers. I gained lots of valuable experience from my first English discussions. Because some invited speakers stayed at the hotel we stayed, I had some talks with them at breakfast time. It was exciting experience. I was surprised that the symposium was organized by only EMBL students and felt EMBL students' high motivations and deep knowledge from the quality of this symposium. Some EMBL students showed us around the EMBL. Talking with them and learning how the students' life in EBML is broadened my horizons. It was also nice for me to get to know the students from NIBB and Nagoya University. I thank everyone who helped me in this travel. 

Kyoto University Tomoaki Muranaka