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連携活動

EMBO Conference Stem Cells in Cancer and Regenerative Medicine参加報告(伊神香菜子)

Venue EMBL, Heidelberg
Date Oct. 9-12, 2014

シンポジウム、研究室訪問について

 10月9日、EMBLの柊研究室を訪問しました。ライブイメージングのための顕微鏡などが4-5台並んでおり、最先端の設備が充実していることにとても驚きました。また、イメージング画像を用いた研究の話も聞かせてくださいました。昔から広く研究されている分野にもかかわらず、ライブイメージングを用いることで初めて明らかになった現象が予想外で、イメージングの重要性を実感しました。また、EMBL内はどの研究室もとても開放的で、隣の研究室の人とも気軽に声を掛け合える雰囲気が印象的でした。

 10 月9日から4日間はEMBLで開催された組織幹細胞研究を取り扱ったシンポジウム、EMBO Conference Stem Cells in Cancer and Regenerative Medicineに参加し、血球や神経、皮膚など普段話を聞く機会がない研究の話を数多く聞くことができました。組織は違っていても幹細胞システムで関与する多くの因子が共通していたり、類似した現象でも捉え方が違ったりなど、新たな視点で研究テーマを考える良いきっかけになりました。また、私が取り組んでいる生殖幹細胞の分野は手がける研究者が少なく、血球や神経などの組織と比べてまだまだ明らかにされていないことが多いと痛感しました。他組織の研究成果を知り、さらに自分の研究と照らし合わせることで、自分の研究にどんな意味があるのか、今後何に着目していくと自分が面白いと感じる研究ができるのかを改めて考える良い機会になった気がします。

 学会3日目にはTwo Subpopulations with Different Retinoic Acid Responsiveness Support the Stem Cell Function of Mouse Spermatogenesisというタイトルでポスター発表を行い、多くの方と議論しました。自分の拙い英語でもどの方も一生懸命聞いてくださり、理解して意見してくださるとこがとても嬉しく感じました。また、光栄にもPoster Awardをいただきました。自分の研究が他国の方にも理解してもらい、認められたことで自信がついた気がします。学会会場では研究分野の近い学生とも交流を持つことができました。ディスカッションもさることながら、夜の食事やパーティーの時間など誘っていただき、とても楽しい時間を過ごすことができました。学会などでこのような出会いがあることでより研究を面白くしていくのだろうと感じます。今まで海外へ渡り、研究や生活をすることに大きな壁を感じておりましたが、今回の経験で海外での研究生活に強く興味をもつようになりました。これからはもっと視野を広げ、研究方針や進路について考えていきたいと思います。

 

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