基礎生物学研究所 新規モデル生物開発室 テクニカルセミナー
「アブラムシのゲノム編集 実践講座」
日時:2025年9月24日(水)13:30~15:00
会場:基礎生物学研究所 明大寺地区1階 会議室(111)
講師:重信秀治(基礎生物学研究所・教授)
参加費:無料(大学・学術機関に所属する研究者・学生対象、登録
不要)
※民間企業の方も参加をご希望の場合はご相談ください。
概要:半翅目昆虫であるエンドウヒゲナガアブラムシは、環境適応、進化発生、微生物との共生などの幅広い研究分野において、重要なモデル生物として利用されています。基礎生物学研究所・重信研究室では、CRISPR/Cas9を用いた高効率なゲノム編集技術を確立し、その成果を報告しました(Shigenobu et al., 2025)。この研究成果の紹介に加え、ゲノム編集の実践的なノウハウを研究者コミュニティと共有することを目的として、テクニカルセミナーを開催いたします。約1時間のレクチャーに続き、施設・機器の見学と、簡単なデモンストレーションを実施します。
参考文献
Shigenobu, S., Yoda, S., Ohsawa, S., and Suzuki, M. (2025). Refined CRISPR/Cas9 genome editing in the pea aphid uncovers the essential roles of Laccase2 in overwintering egg adaptation. PLOS Genet. 21,
e1011557. https://doi.org/10.1371/journal.pgen.1011557
プレスリリース:https://www.nibb.ac.jp/press/2025/08/07.html
「アブラムシに最適化したゲノム編集法により越冬卵を守る遺伝子の働きを解明」 (2025年8月7日)
主催
基礎生物学研究所・超階層生物学センター
問い合わせ先
重信 秀治
E-mail: shige@nibb.ac.jp / TEL: 0564-55-7670