岡田 清孝 名誉教授(基礎生物学研究所 第7代所長)が「モデル植物シロイヌナズナを用いた植物分子遺伝学の確立と植物器官発生機構の解明」に関する功績により令和4年(第16回)「みどりの学術賞」を受賞しました。
功績概要:
「モデル植物シロイヌナズナを用いた植物分子遺伝学の確立と植物器官発生機構の解明」に関する功績
シロイヌナズナをモデル植物として我が国で最初に研究に取り入れ、特に、花や葉、根の形態形成や、重力、光、接触等の物理的刺激に応答した成長制御に着目した遺伝学的研究において顕著な成果をあげた。その成果は、イネやダイズ、トマトなど多様な農作物における形態形成機構の解明や生産性向上に関する研究の確立に繋がった。また、国内外の植物研究者や大学院生を対象として新しい実験技術を示すワークショップ等を開催し、研究者ネットワークを構築したほか、特定領域研究の代表等を通じて、シロイヌナズナ研究を定着させた。これらの成果により、モデル植物を用いた植物科学研究の確立に多大な貢献を示すとともに、農業問題や環境問題の解決につながる植物科学の発展に大きく貢献した。
5月10日に龍谷大学にて記念セミナーが開催されます。
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