基礎生物学研究所
2011.09.28
神経細胞生物学研究室の椎名伸之准教授が世話人を務める研究会「神経科学と構造生物学の融合」(大阪大学蛋白質研究所セミナー・包括脳ネットワーク研究会)が2011年11月21〜22日の日程で、岡崎コンファレンスセンターにて開催されます。
プログラム
11月21日(月)
開会の辞 13:00-13:05 中川敦史(阪大・蛋白研)
Session 1 受容体・チャネル(1) 13:05-14:05(座長:中川敦史、椎名伸之)
「GluRδ2-Cbln1-Neurexin三者複合体による小脳シナプス形成の制御」
植村健(東大・院医)
「ソーティング受容体LR11の持つ“弱くて特異性の低い”相互作用の秘密」
高木淳一(阪大・蛋白研)
Session 2 受容体・チャネル(2) 14:25-15:55(座長:岩崎憲治、長谷川成人)
「コネキシン26ギャップ結合チャネルの構造から見るゲーティング機構」
大嶋篤典(京大・院理)
「神経に発現する温度感受性TRPチャネルの構造と機能」
富永真琴(自然科学研究機構・岡崎統合バイオ)
「新規電位センサータンパク質Voltage-Sensing Phosphatase(VSP)細胞質領域の構造」
中川敦史(阪大・蛋白研)
Session 3 蛋白質構造と神経疾患 16:10-18:10(座長:高木淳一、富永真琴)
「電子線トモグラフィー法による細胞内超分子構造の可視化」
岩崎憲治(阪大・蛋白研)
「低温電子顕微鏡による繊維状超分子の立体構造解析」
難波啓一(阪大・院生命機能)
「神経変性疾患における異常蛋白質蓄積の分子基盤」
長谷川成人(都医学研・認知症)
「プリオンタンパク質に対するRNAアプタマーの構造と相互作用様式」
片平正人(京大・エネルギー研)
懇親会 18:30-20:30
11月22日(火)
Session 4 シグナル伝達・神経極性(1) 9:00-10:30(座長:栗栖源嗣、五十嵐道弘)
「アクチン結合分子Girdinが制御する神経細胞移動とその分子メカニズム」
榎本篤(名大・院医)
「小脳皮質における細胞形態分化の分子機構とダイナミクス」
見学美根子(京大・iCeMS)
「三量体Gタンパク質の構造生物学とドラッグデザインへの応用」
北野健(奈良先端大・バイオサイエンス)
Session 5 シグナル伝達・神経極性(2) 10:45-14:15(座長:北野健、見学美根子)
「タンパク質相互作用を利用したキナーゼ基質の網羅的解析」
天野睦紀(名大・院医)
「FRETイメージングによる神経突起伸展制御機構の解析」
中村岳史(東京理科大・生命科学研)
—昼食— 11:45-13:15
「活性化型変異体を用いた脳におけるmTOR経路の解析」
饗場篤(東大・院医)
「Dnmt1のX線結晶構造から考察する維持メチル化機構」
竹下浩平(阪大・蛋白研)
Session 6 細胞骨格 14:30-16:30(座長:大嶋篤典、饗場篤)
「LIS1による細胞質ダイニンの制御と神経発生」
広常真治(大阪市大・院医)
「ダイニンモータードメインのX線構造」
栗栖源嗣(阪大・蛋白研)
「脳発達過程の神経突起進展におけるセプチン依存性微小管制御機構」
上田(石原)奈津実(名大・院理)
「分子から細胞までをつなぐ繊維状蛋白質複合体構造解析」
成田哲博(名大・院理)
総合討論 司会:中川敦史、貝淵弘三
閉会の辞 貝淵弘三(名大・院医)
【世話人】
椎名伸之(nshiina@nibb.ac.jp)
自然科学研究機構岡崎統合バイオ(基礎生物学研究所)
五十嵐道弘
新潟大学医歯学系分子細胞機能学
中川敦史
大阪大学蛋白質研究所
参加費無料、事前登録不要(懇親会、2日目のお弁当(有料)は、椎名まで事前連絡下さい)
主催:大阪大学蛋白質研究所・包括脳ネットワーク