基礎生物学研究所
2005.01.25
檜山助手(統合神経生物学研究部門)らの論文(J. Neuroscience 24巻42号)がNature Reviews Neuroscience誌5巻897頁(2005年12月号)のResearch Highlights欄に取り上げられました。
ヒトを含む動物は脱水条件下におかれると水を求めるとともに塩分を避ける行動をとりますが、これは体液中のNa濃度が上昇するためであり、我々の脳はこの上昇を感知する機構を備えています。この論文は第三脳室前壁に位置する脳弓下器官がこの行動の中枢であり、そこでNaxチャンネルが体液中のNa濃度上昇を検出するセンサーとして働いていること を初めて明らかにしたものです。
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檜山助手(統合神経生物学)らの論文がJ. Neuroscience 24巻42号(10月20日号)のThis Week in The Journalに選ばれました。 (2005年10月21日)https://www.nibb.ac.jp/news/view.php?152