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大学共同利用機関法人 自然科学研究機構

基礎生物学研究所

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お知らせ

2024.01.19

今後も起きる災害に備えてのIBBPの利用案内

基礎生物学研究所では実験途上の生物遺伝資源(研究材料)をバックアップ保管する事業(大学連携バイオバックアッププロジェクト(IBBP))を2012年より実施しています。IBBPは、実験実施場所とは離れた場所(愛知県岡崎市にある基礎生物学研究所IBBPセンター)に研究材料をバックアップ保管しておくことで、災害やトラブルなどからの迅速な研究再開を支援するものです。我が国は地震多発国であり、東日本大震災以降、すでに震度7を超える大地震が3回発生しています。地震の他、水害や大規模停電などの災害、機器の故障やミスなどによって研究材料を失ってしまう可能性もあります。特に災害発生直後は人命優先、道路状況の悪化のため、研究材料のレスキューは非常に難しくなります。そのため、このような予期せぬ災害やトラブルに備え、研究の継続性を担保するためにも、ぜひIBBPをご活用ください。
IBBPのバックアップ保管は無料で利用できます。IBBPの概要と、バックアップ保管利用のための保管委託申請の方法や受け入れ要件の詳細につきましては、下記URLのIBBPセンターホームページにてご確認ください。
https://www.nibb.ac.jp/ibbp/
 
1.バックアップ保管利用の申込方法

IBBP-easy (web) においてユーザー登録を行ってから、保管委託(新規)を申請してください。
https://ibbp-easy.jp/
 
2.費用
バックアップ保管費用は基本的に無料です。
研究材料返却時の送料はご負担いただきます。
 
3.保存可能な生物遺伝資源
動物の精子、卵子、受精卵・植物の種子・微生物・培養細胞・遺伝子・タンパク質等。
液体窒素タンクで保管するものは、クライオチューブやストローなどの液体窒素温度に耐えられる容器に入っているもの。
*病原性があるものなど、受入れできないものもあります。
 
4.申請資格
国内の大学および研究機関に所属する者。
*引き取り判断責任者は保管期間終了後まで現職にとどまる事が可能な方
 
5. 保管期間
3年間
延長申請により保管期間の延長(3年間)が可能です。
 
6.問い合わせ先
【IBBPセンター保管申請サポートデスク】
〒444-8787 愛知県岡崎市明大寺町字東山5-1
Tel:0564-59-5931
Fax:0564-59-5933
Email:ibbpdesk@nibb.ac.jp