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2022.04.28

生物進化研究部門の長谷部光泰教授が紫綬褒章を受章

生物進化研究部門の長谷部光泰教授が、令和4年春の紫綬褒章を受章することが決定しました。

業績の概要:

永年にわたって、植物進化学の研究、教育に努め、研究成果を著名な国際誌に発表し、国際学会等で基調講演を行い、世界的な研究力強化に貢献した。また、同人の育成した研究者は植物細胞生物学、植物発生学、植物進化学などの幅広い領域で大いに活躍している。さらに、最新の知見を講義、講演、ホームページ、教科書などによって、若手研究者育成のみならず、日本国民に広くインパクトを与え、我が国の科学リテラシーの向上に貢献した。
 

受章者のコメント:

今年は、ツツジの赤紫が例年になく綺麗だな、と思っていた折、受章の報を受け、たいへん光栄に存じております。梅雨時に植物を見にでかけたら、運良く晴天で、お花畑が満開といった心境です。
 
植物は、我々と同じ祖先から生まれ、長い年月を、地上で一緒に生きてきた親戚です。どこにでも生えていて、とても身近です。でも、我々とは随分違った生き方をしていて、いつも感心させられるとともに、多くのことを学ばせてもらっています。無口な植物たちの生き方を翻訳してご紹介するのが我々の仕事だと思っています。これからも、植物たちと語り続けていこうと思います。
 
これまで我々の研究を支えてくださった全ての方々に心より御礼申し上げますとともに、愛おしい植物を育んでくれている地球に感謝致します。
 
自然科学研究機構 基礎生物学研究所
教授 長谷部光泰
 

受章者近影:

博物館での展示会用の展示物として自身が監修した大型模型と共に

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