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お知らせ

2016.04.19

基礎生物学研究所 熊本・大分地方地震被災研究者支援 「緊急の共同利用研究」及び 「生物遺伝資源のバックアップ保管」に関するお知らせ

熊本・大分地方の地震に伴う災害で命を落とされた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆さま、ご家族、関係者の方々に心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧によって、被災者の皆様が安定した生活を取り戻されることをお祈りいたします。このたびの地震は熊本・大分地方の大学等、研究機関に甚大な損害を与え、研究活動にも大きな支障があるとのことです。基礎生物学研究所では、被害を受けられた研究者の皆様の研究教育活動の早期回復を支援するために、一定期間、基礎生物学研究所において研究を継続していただく機会「個別共同利用研究(支援1)」を提供させていただくとともに、「生物遺伝資源のバックアップ保管(支援2)」にご協力したいと考えています。

 

基礎生物学研究所長
山本正幸

支援1【緊急の個別共同利用研究のご案内】

基礎生物学研究所では、被災された研究者の皆様の研究活動の復旧を滞りなく進めていただくために、「緊急の個別共同利用研究」の募集をいたします。研究室が被災し、研究の遂行に支障をきたした研究者(*大学院生を含む)に、基礎生物学研究所にて研究の場を提供するものです。基礎生物学研究所までの往復旅費および滞在費を内規に基づいて支給します。数日から数週間の滞在を想定していますが、詳しくは個別にご相談下さい。基礎生物学研究所の受け入れ可能範囲を超える応募があった場合には、緊急性等に応じて採択を決定いたします。 (*大学院生の場合、申込は指導教員の責任のもとに行って下さい。)

 

基礎生物学研究所ホームページの基礎生物学研究所 研究部門・研究室一覧より滞在を希望する研究室を選んで頂き、所内対応者(部門・研究室の責任者)と研究内容についてご相談ください。また、適当な所内対応者が見つからない場合などは、研究力強化戦略室 (E-mail: st@nibb.ac.jp 倉田智子特任助教、立松圭特任助教)までご相談下さい。

 

宿泊施設として、岡崎3機関(基礎生物学研究所、生理学研究所、分子科学研究所)に併設する三島ロッジをご利用いただけます(家族室も有り、ただし、満室の場合にはご容赦下さい)。 利用をご希望される場合には、 受け入れ研究部門・研究室または研究力強化戦略室までご相談下さい。

 

また、岡崎3機関に併設する「さくら保育園」では、3歳児未満(生後57日~満3歳に達する日の年度末まで利用可能)の保育を行っています。共同利用研究で基礎生物学研究所に来られた研究者のお子さんの一時保育も受け付けておりますので、利用をご希望される場合には、 研究力強化戦略室までご相談下さい。

 

個別共同利用研究の他、統合ゲノミクス共同利用研究(次世代シーケンサー、質量分析)、統合イメージング共同利用研究(光学顕微鏡、画像解析)についても、必要に応じてご相談下さい。


緊急の個別共同利用研究の申請方法

通常の基礎生物学研究所 共同利用研究の個別共同利用研究に準じて募集を行いますが、4月19日(火)から随時申請として受け付け、迅速な審査によって、遅滞なく採否をお知らせいたします。

・ 申込書のダウンロード(Word形式)(PDF形式

・ 個別共同利用研究申込書の他に、別紙にて、被災の状況、実験の緊急度、予定される滞在期間をお知らせ下さい(様式自由)。

・ 申込の前に所内対応者との打ち合わせをお願いします。

申込期限

平成28年10月31日(月)まで予算の範囲内で申込みを受け付けます。 迅速な審査を行うため、申込書を電子データ(WordかPDF)でも受け付けます。採択された場合は、押印(またはサイン)した申込書原本を後日郵送して下さい。

緊急の個別共同利用研究の申込書提出先

メールの場合:

共同利用係のメールアドレス
r7133@orion.ac.jp 宛に「共同利用研究申込」とタイトルを付けて申込書を添付してお送り下さい。

郵送の場合:

〒444-8585 岡崎市明大寺町字西郷中38
自然科学研究機構 岡崎統合事務センター
総務部 国際研究協力課 共同利用係 宛
電話 (0564)55-7133(ダイヤルイン)
(封筒の表に「共同利用研究申込書在中」と明記して下さい。)

 

 

支援2【緊急の生物遺伝資源バックアップ保管のご案内】

基礎生物学研究所IBBPセンターでは被災地域で研究されている方々の生物遺伝資源を基礎生物学研究所にてバックアップ保管を行い、緊急の個別共同利用研究と合わせて迅速な研究再開を支援いたします。今回の緊急生物遺伝資源バックアップ保管では従来の凍結サンプルに加えて、基礎生物学研究所内で飼育・栽培が可能な動物(マウスや小型魚類等)や植物(シロイヌナズナ等)も受けいれます。輸送については、輸送を希望する研究者と打ち合わせの上、適切な輸送手段が見つかり次第行います。輸送経費につきましてはIBBPセンターの「熊本・大分地方地震被災研究者緊急支援経費」の範囲内で行います。下記のリンクより保管申請書をダウンロードしていただき、保管審査申請書とデータシートに必要事項を記入してください。遺伝子組換え体の場合には遺伝子組換え体情報提供書類についてもご提出をお願いします。動物や植物等の移動に関しては、事前にご相談下さい。ご質問等がある場合にはIBBPセンター(E-mail:ibbphelp@nibb.ac.jp 成瀬清准教授)までご連絡ください。


・IBBP保管審査申請書・データシートダウンロード(Excel形式

・遺伝子組換え体情報提供書類ダウンロード(Word形式

緊急の生物遺伝資源バックアップ保管 申請書提出先

IBBPセンター(E-mail:ibbphelp@nibb.ac.jp 成瀬清准教授)まで「生物遺伝資源バックアップ保管申し込み」とタイトルを付けて申請書を添付してお送り下さい。

 

 

【その他の制度】

旅費・滞在費の支給はありませんが、基礎生物学研究所には、他大学の大学院生を一定期間受け入れ研究指導を行う「特別共同利用研究員」制度や、他機関の研究者が基礎生物学研究所に滞在して研究を行う「特別訪問研究員」制度があります。ご希望の方は、基礎生物学研究所の研究部門・研究室の中から、ご自分の研究内容に関わりが深い研究者を選んでご相談下さい。

他大学の大学院生を受け入れる「特別共同利用研究員」制度の活用の例

生物学の分野で、研究室が被災し研究教育活動の継続が難しい場合、大学院生を一定期間受け入れて、基礎生物学研究所にて研究教育活動のお手伝いをすることが出来ます。旅費・滞在費の支給はありませんので、愛知県内に実家があるなどして、基礎生物学研究所に通学出来る場合が想定されます。単位の認定はありません。基礎生物学研究所の研究部門・研究室の中から、ご自分の研究内容に関わりが深い研究者を選んでご相談下さい。詳しくはこちらをご覧下さい。

 

 

【本支援に関するお問い合わせ全体窓口】

自然科学研究機構 基礎生物学研究所
研究力強化戦略室
E-mail: st@nibb.ac.jp
TEL: 0564-55-7628