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2009.09.17

科学研究費補助金 新学術領域研究に藤森俊彦教授(初期発生研究部門)が領域代表を務める「哺乳類初期発生の細胞コミュニティー」が採択されました

平成21年度 文部科学省科学研究費補助金 新学術領域研究に藤森俊彦教授(初期発生研究部門)が領域代表を務める「哺乳類初期発生の細胞コミュニティー」が採択されました


新学術領域研究:哺乳類初期発生の細胞コミュニティー
代表者:藤森俊彦(初期発生研究部門)


概要:
哺乳類の初期発生は、他の脊椎動物とは異なりその様式は柔軟で、「細胞コミュニティー」とも呼ぶベき細胞間の相互作用により細胞の挙動は胚全体で統制されている。分子生物学を大きく取り入れた発生学研究は、個々の現象に関わる遺伝子やタンパク質の機能について膨大な情報を与えたが、個体発生という経時的にダイナミックに変動する細胞集団の十分な理解には至っていない。未解決の発生の本質的問題を解明するには、これまでの遺伝子を中心とした局所的・静的な理解だけでなく、細胞集団としての胚を時間的、空間的に「細胞コミュニティー」として捉えなおし、現象を総体として連続的に解析する必要がある。本領域では、動的画像情報の解析、現象に潜む法則性の数理的抽出など新規の手法を取り入れると共に、胚内において個々の細胞を細胞生物学的に解析する。従来の研究で得られた知見に加え、新規のアプローチを導入し哺乳類初期発生の包括的理解を目指す。

 

 

関連リンク

「哺乳類初期発生の細胞コミュニティー」領域ホームページ