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2003.01.10

情報制御部門 和田研究室が"Nature"誌に論文掲載-第2弾- イネで「動く遺伝子」を発見

制御機構研究系 情報制御部門 菊池一浩助手と和田正三客員教授、東京大学農学生命科学研究科の平野博之助教授の研究グループは、イネの中で「動く遺伝子」である「トランスポゾン」を発見しました。トランスポゾンはゲノムDNAの中を動き回る(転移する)DNA因子のことで、今回、発見されたのは、MITE型と言われるグループに属するものです。この因子は、動物や植物普遍的に存在するにも関わらず、実際に「動く」ことはこれまで確認されていませんでした。そのため「かつては転移能力を持っていたが今は動かなくなっている」と考えられてきました。今回のイネの研究により、MITE型因子が、現在でも活発に転移する能力を持つトランスポゾンであることが、動植物を通じて初めて証明されました。
 この研究結果は英国の科学雑誌「ネイチャー」1月9日号に掲載されます。

関連リンク

※第1弾 情報制御部門 和田研究室”Nature”誌に論文掲載

掲載新聞・雑誌・書籍一覧

 

2004/01/09 朝日新聞
2004/01/09 日本経済新聞
2004/01/09 東京新聞
2004/01/09 中日新聞
2004/01/09 日刊工業新聞
2004/01/09 日本工業新聞
2004/01/09 化学工業日報
2004/01/09 日本農業新聞
2004/01/09 Nature