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葉緑体のプロトン駆動力生成の根幹を支えるチラコイド膜形成機構の解析
研究代表者:中井 正人(大阪大学・蛋白質研究所)<Lab HP>
私たちは、植物ではシロイヌナズナやトウモロコシを、緑藻ではクラミドモナスを用いて、チラコイド膜形成機構の素過程の解明を行います。特に、①核コードのチラコイド膜蛋白質が、葉緑体内包膜の蛋白質膜透過装置を通過後、チラコイドへの輸送因子にどのように受け渡されているのか明らかにします。②また、内包膜にも一部存在する色素や脂質代謝の蛋白質との間に何らかの相互作用があるのか、調べる予定です。さらに、③最近トウモロコシで見出したb6f生合成に関わる新奇必須因子の作用点の解明も進めます。解析は、領域を構成する班員との共同研究により進め、チラコイド膜形成の制御による光合成再最適化を目指します。
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