基礎生物学研究所
Organizers | 加藤 輝(新分野創成センター・イメージングサイエンス研究分野):代表 木森 義隆(新分野創成センター・イメージングサイエンス研究分野) 亀井 保博(基礎生物学研究所 光学解析室) 小山 宏史,野中 茂紀,村田 隆(基礎生物学研究所) |
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Venue | 基礎生物学研究所 | |
Date | Dec. 7-9, 2015 | |
Link | ウェブサイト (http://is.cnsi.jp/biatc2015/aim.html) | |
受講者数
20名
開催報告
新分野創成センター・イメージングサイエンス研究分野ならびに基礎生物学研究の共催により、第 3 回「生物画像解析トレーニングコース」を12/7~9 に開催しました。本コースは、顕微観察画像の取り扱い、解析について比較的初心者である生物系の研究者を対象に、画像処理・解析技法について「簡単な問題は自分で解決できる」あるいは「技術的に高度な課題についてはその道の専門家に適切な相談ができる」ための基盤を習得することを目標に定めています。本開催分では、20 名の定員に対し 83 名の応募があり、本コースが設定する課題への需要の高さを窺わせるものとなりました。
本コースの講義内容としては、解析に用いる画像を取得する際に留意すべき点から、画像処理・解析の基礎に至る一連の過程について講義を行いました。さらに、生物画像処理・解析のための代表的なソフトウェアの一つである ImageJ と、教材となる画像などを予めインストールした PC を参加者全員に貸与し、ImageJ の基本操作、画像処理・解析について実習を行いました。また、これら一連の作業を ImageJ マクロプログラムとして記述、自動化することで、近年の顕微観察画像の大容量化・高次元化に対応できるよう、簡単なプログラミングについての講義を行いました。
コースの締め括りとして、各々の受講者が実際に取り組んでいる研究テーマの画像についてその解析例を示し、その方法について解説と議論を行いました。
例年、参加者の方々から「かなり疲れた」とご好評を頂いている内容ですが、画像解析をより身近な技法とする上で一定の効果はあったものと思われます。また、生物画像解析にかかる共同研究の契機となればと期待致しております。
オーガナイザー 加藤 輝(新分野創成センター・イメージングサイエンス研究分野)