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共同利用研究

共同利用研究の活動

2019年02月12日

第13回NIBBバイオイメージングフォーラム&基礎生物学研究所重点共同利用合同シンポジウム


「~「見る」を知り、「見る」を極める~」
視覚・色覚の研究プラットフォームによる行動・認知研究と、バイオイメージング分野の融合に向けて

 
開催期間:2019年2月12日~2月13日
会場:岡崎コンファレンスセンター

Organizing Committee:
亀井 保博(基礎生物学研究所)
深町 昌司(日本女子大学)
竹内 秀明(岡山大学)

講演者
神取 秀樹(名古屋工業大学大学院工学研究科)
浅川 和秀(国立遺伝学研究所)
久保 郁 (国立遺伝学研究所)
和田 清二(大阪市立大学大学院理学研究科)
横井 佐織(北海道大学大学院薬学研究院) 
竹内 哲郎(元 岡山商科大学)
安齋 賢 (基礎生物学研究所)
山本 裕紹(宇都宮大学大学院工学研究科)
松尾 恵 (日本女子大学理学部)
渡辺 英治(基礎生物学研究所)
竹内 秀明(岡山大学大学院自然科学研究科)
深町 昌司(日本女子大学理学部)
西海 望 (基礎生物学研究所) 
河村 正二(東京大学大学院新領域創成科学研究科)
八杉 公基(宇都宮大学大学院工学研究科)

参加者63名 (一般参加者5名、所内15名)
  
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【開催報告】
 基礎生物学研究所バイオイメージングフォーラムではこれまでに画像解析の新技術、補償光学の顕微鏡への応用、物理特性のイメージングなど様々な先進的なバイオイメージング技術をテーマに開催してきました。今回は、重点共同利用課題(深町代表)で進めてきた「視覚・色覚研究のプラットフォーム構築のため~視覚優位の行動をするメダカをモデルに~」の成果報告会と合同で、「見る」を考える会としました。重点共同利用ではバーチャルリアリティ技術や空中結像技術などの映像技術を駆使して、個体の行動から視覚の分子機構までに迫る方法論の確立を目指しており、「見る」を知る研究プロジェクトでした。一方でバイオイメージングは「見る」を極めること目的としています。双方「見る」がテーマになっていますので、互いの勉強や情報交換の機会となると考えて合同開催としました。特に、ロドプシン(オプシン類)は、直接視覚に関わる分子であるとともに、先端のバイオイメージングであるオプトジェネティクスのツールでもあり今回のシンポジウムの鍵となる双方の接点でもあります。さらに、メダカは、日本では100年以上の歴史をもつモデル生物であるとともに、近年様々な体色の交配種が作出されて愛玩動物としても注目されています。日本では身近なメダカが今どのような研究に使われているのか、その歴史を含めて知って頂く機会ともなるので、一般聴講可能な公開シンポジウムとしましたが、メダカ研究者の方々もその歴史の重さを知る機会ともなりました。年明けからインフルエンザが流行していましたが、本会開催前日に2名の招待講演者が講演キャンセルとなりました。急遽参加者の中からテーマに合う若手研究者2名の方に発表をお願いして講演して頂きました。講演をお願いしておりました先生方のお話を伺えなかったのは大変残念ではございましたが、一方でこの分野の研究者層が厚いことを実感できました。最後に、講演者の方々、重点共同利用メンバーに御礼申し上げます。
オーガナイザー 亀井 保博(生物機能解析センター 光学解析室)

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