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大学共同利用機関法人 自然科学研究機構

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共同利用研究

共同利用研究の活動

2017年02月14日

第11回NIBBバイオイメージングフォーラム「光学と生物学の融合によって切り拓く新しいバイオイメージング」


開催期間:2017年2月14日~2月15日
会場:岡崎コンファレンスセンター

Organizing Committee:
亀井 保博(基礎生物学研究所)
高見 英樹(国立天文台)
早野 裕    (国立天文台)
武田 光夫(宇都宮大学)
山本 裕紹(宇都宮大学)
服部 雅之(基礎生物学研究所)
村田 隆    (基礎生物学研究所)
野中 茂紀(基礎生物学研究所)
 
講演者
野中 茂紀(基礎生物学研究所)
山本 裕紹(宇都宮大学)
高見 英樹(国立天文台)
山岡 禎久(佐賀大)
臼杵 深 (静岡大学)
藤井 哉 (東京大学)
梅田 倫弘(東京農工大学)
宮崎 淳 (和歌山大学)
亀井 保博(基礎生物学研究所)
杉田 亮平(東京大学)
大音 壮太郎(京都大学)
田辺 綾乃(シチズン)
藤田 克昌 (大阪大学)
山内 豊彦 (浜松ホトニクス)
 
参加者 54名

【開催報告】
 2017年2月14日~15日の2日間、岡崎カンファレンスセンター中会議室にて、第11回となるNIBBバイオイメージングフォーラムを開催した。今回はサブタイトルを「光学と生物学の融合によって切り拓く新しいバイオイメージング」とし、光工学、天文学を含む広い領域からの演者をお呼びし、講演頂いた。参加者54名(所内8名、所外46名-うち企業24名)も分野が広く(光学・工学・数学・天文学・生物学・医学・農学)、そのため、最初のセッションでは、異分野の聴衆が理解する上で必要な各分野の特徴や、その分野の研究者の思考、要求、問題点などを説明し、相互理解がより進むように生物学・光工学・天文光学の研究者に各分野について解説頂いた。その後4つのセッションに分けて2日間、合計15講演、10ポスターの発表を行って頂いた。講演時間を30分と長めに取り、基礎から応用までじっくり講演していただくとともに、質疑応答時間を5分と長めに取り(実際には多くの講演で超過)、じっくりと質疑応答を行った。一日目の夕方のポスター発表・意見交換会には30名近くの参加者があり、異分野共同研究についての活発な意見交換がなされた。フォーラムの最後には理論光学で著名な武田光夫先生に総括して頂き、分野融合に必要な「お互いの考え方と状況」の理解が本会に参加してかなり進んだことをお話いただけた。異分野融合による新しいバイオイメージング法の確立を目的とした研究会は国内でもあまり例を見ない。本会は異分野融合の出発点として有効に機能していると感じた。
 今回は、新学術領域研究・学術研究支援基盤形成 「先端バイオイメージング支援プラットフォーム」、日本光学会(フォトダイナミズム研究グループ)、機構若手研究者による分野間連携研究プロジェクト「高精度波面計測によるプラズマ揺動計測と分子生物学的揺らぎ研究への展開」の共催で実施した。関係者の方々には感謝したい。
オーガナイザー 亀井 保博(生物機能解析センター 光学解析室)

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