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大学共同利用機関法人 自然科学研究機構

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共同利用研究

共同利用研究の活動

2016年02月16日

第10回NIBBバイオイメージングフォーラム「新時代のバイオイメージングの開拓」


開催期間:2016年2月16日~2月17日
会場:基礎生物学研究所

Organizing Committee:
亀井 保博(基礎生物学研究所)
高見 英樹(国立天文台)
早野 裕 (国立天文台)
武田 光夫(宇都宮大学)
山本 裕紹(宇都宮大学)
服部 雅之(基礎生物学研究所)
村田 隆 (基礎生物学研究所)
野中 茂紀(基礎生物学研究所)
玉田 洋介(基礎生物学研究所)
 
講演者
松田 厚志(情報通信研究機構)
服部 雅之(基礎生物学研究所)
武田 光夫(宇都宮大学)
吉森 久 (岩手大学)
三浦 則明(北見工業大学)
白井 智宏(産業技術総合研究所)
大野 良人(東北大学)
Min-Woong SEO (静岡大学)
中屋 秀彦(国立天文台)
的場 修 (神戸大学)
池田 思朗(統計数理研究所)
高見 英樹(国立天文台)
 
出席者52名

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 【開催報告】
 2016年2月16日(火)-17日(水)の2日間、基生研会議室にて、第10回となるNIBBバイオイメージングフォーラムを開催した。今回はサブタイトルを「新時代のバイオイメージングの開拓」とし、未だバイオイメージングに用いられていないか、今まさに用いられようとしているイメージング法 についての講演を様々な分野(光学・工学・数学・天文学・生物学)の専門家にお願いすることで、新しいバイオイメージングに関する異分野融合研究の芽だしを行うことを目的とした。セッションは5つに分け、初日は、「生物学・天文学分野におけるイメージングの現状と問題点」を明確化し、その後、「イメージングの未来を切り拓く光学理論」としてホログラフィーやコヒーレンスに関する最新の光学理論を披露して頂き、「新しいイメージング技術の創成1」としてトモグラフィーなどの講演をして頂いた。2日目には、「最先端の撮像素子・機器」としてカメラの最先端技術の講演、「新しいイメージング技術の創成2」としてスパースモデリング理論に関しての講演をして頂いた。 聴衆は52名で、その半数は生物学を専門とする研究者であったが、残りの半数は、光学、工学、天文学、数学の研究者や企業からの参加者であり、多様な分野からご参加をいただいた。こうした多様な分野からの参加者に異分野の最先端研究に対する理解を深めていただくため、講演時間を35分と長めに取ることで基礎から応用までじっくり講演していただくとともに、質疑応答時間を5分と長めに取り(実際には5分を大きく超過)、じっくりと質疑応答を行った。一日目の夕方の意見交換会には30名近くの参加者があり、ざっくばらんな意見交換が行われ、異分野共同研究についての活発な意見交換がなされた。フォーラムの最後には聴衆を含めた全員での総合討論が行われ、分野融合の難しさとともにその必要性についてコンセンサスを得ることができた。また、フォーラム後も30名近くの参加者が会場に残り、各所で熱気のこもった議論や共同研究の相談がなされた。異分野融合による新しいバイオイメージング法の確立を目的とした研究会は国内でもあまり例を見ないが、参加者の活発な相互交流により、本フォーラムを成功裏に開催することができた。
オーガナイザー 亀井 保博(生物機能解析センター 光学解析室)

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