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大学共同利用機関法人 自然科学研究機構

基礎生物学研究所

共同利用研究

共同利用研究の活動

2012年11月26日

第7回NIBBバイオイメージングフォーラム「顕微鏡の新機軸」


開催期間:2012年11月26日~11月27日
会場: 基礎生物学研究所

Organizing Committee:
亀井 保博(基礎生物学研究所)
野中 茂紀(基礎生物学研究所)
服部 雅之(国立天文台・ハワイ観測所)
玉田 洋介(基礎生物学研究所)
檜山 武史(基礎生物学研究所)
 
特別講師(講演順)
玉田 洋介(基礎生物学研究所)
檜山 武史(基礎生物学研究所)
松井 広 (生理学研究所)
須藤 雄気(名古屋大学)
大屋 真 (国立天文台)
早野 裕 (国立天文台)
秋山 正幸(東北大学)
服部 雅之(国立天文台)
市村 垂生(理化学研究所)
木村 宏 (大阪大学)
渡辺 博忠(株式会社ニコン)
井上 卓 (浜松ホトニクス株式会社)
村越 秀治(生理学研究所)
和氣 弘明(基礎生物学研究所)
常松 友美(生理学研究所)
小林 憲太(生理学研究所)
 
企業
オリンパス株式会社
株式会社ニコン
浜松ホトニクス株式会社
シグマ光機株式会社
 
出席者:60名(講演16名を含む。所内21名、所外39名;当日参加者3名、海外から3名)

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 【開催報告】
 本年度のバイオイメージングフォーラムは、第7回目として、自然科学研究機構・若手研究者による分野間連携研究プロジェクトと共催で「顕微鏡の新機軸」をテーマに開催しました。自然科学研究機構・分野間連携プロジェクト「天体観測に用いる補償光学を応用した植物細胞の新規観察手法の確立」(玉田代表)では、天文学分野で開発された「補償光学」を生物学分野の顕微鏡イメージングに応用するプロジェクトが、「新規フェムト秒超短パルスレーザーによる3Dオプトジェネティクス技術の開発」(檜山代表)では、近年発展がめざましい「オプトジェネティクス」分野における新しい方法論の開発と応用を目指すプロジェクトが、それぞれ進められています。そこで、今回は上記分野間連携研究プロジェクトと共同で開催することにし、今まで見ることに主眼が置かれ開発されてきた顕微鏡分野で、さらに「見る」を追求する「補償光学」と、見るから「操作する」へのパラダイムシフトをもたらし、顕微鏡の新たな可能性を示した「オプトジェネティクス」を中心に、さらに、今後の展開が期待される新技術の話題についての講演を16名の方々に依頼しました。
 参加者は60名で、そのうち所外からの参加者が39名、うち光学系企業(オリンパス、ニコン、浜松ホトニクス、シグマ光機)から10名程度、天文分野(国立天文台・ハワイ観測所・すばる望遠鏡)から3名の参加がありました。異分野研究者の会合ということもあり、質疑応答では各分野での基本的な質問から、かなり厳しいサイエンスの指摘などもありましたが、活発に議論が行われました。懇親会でも異分野交流が活発に行われ、企業の方からの技術的なアドバイスや、科学者から企業への要望などもあったようです。会の最後に上野教授から新分野創成センターのイメージングサイエンス領域について紹介があり、イメージング分野推進の重要性が語られました。今回のフォーラムを通じて、さらなるイメージング分野の融合の必要性が感じられました。これからも、分野融合など最先端のイメージング領域の創生を目指して、バイオイメージングフォーラムを積極的に機能させていきたいと思います。
オーガナイザー 亀井 保博(生物機能解析センター 光学解析室)

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