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2016年01月01日
山本正幸所長が朝日賞を受賞します

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山本正幸 基礎生物学研究所長が2015年度朝日賞を受賞することが決まりました。朝日賞は、学術、芸術などの分野で傑出した業績をあげ、日本の文化や社会の発展、向上に貢献した個人・団体に朝日新聞文化財団より贈られる賞です。「減数分裂にかかわる分子機構の解明」に関する業績が評価され、渡辺嘉典 東京大学教授との共同受賞となります。1月29日に東京にて贈呈式が行われる予定です。
 
山本正幸所長は今回の受賞決定について次のように語っています。
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私はこれまで、生物の示す様々な興味深い現象を一つでも解明し、人間を含めた生命世界の理解に役立ちたいと考えて研究を進めて参りました。自然科学の基礎研究は、大自然という厖大なジグソーパズルの一つ一つのピースを探り出し、全体像に少しでも近づくように当てはめていく作業です。幸いなことに、東京大学在職中には多数の探究心に富む大学院生やスタッフとともに研究を進めることができ、また文部科学省の科学研究助成を受けて、解き明かしたいと考えた問題に一応の解答を与えることができました。また現在は基礎生物学研究所長として、自分の研究は縮小しましたが、生命の本質に迫ろうとする多くの真摯な研究者に囲まれ、多彩な研究の進展を日々見聞きすることができています。一研究者としてはそのような充実した研究生活を送れたことで十分幸せであり、さらに顕彰を受けるというようなことは想定していませんでした。一方、科学研究を取り巻く厳しい国内外の状況から、有為の若者の基礎研究離れが進行しています。今回、すぐに何かの役に立つというのではない基礎研究に朝日新聞文化財団が光を当て、その意義を評価して下さったことは、日夜研究に励んでいる後続の若者に対する非常にありがたいメッセージとなったと深く感謝しています。これからも、人類の知恵を広げ深めていく活動に精進する所存です。
山本正幸