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大学共同利用機関法人 自然科学研究機構

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お知らせ

2013.03.07

「大学連携バイオバックアッププロジェクト開始式」を開催しました

 平成23年3月11日に発生した東日本大震災では、研究にも大きな影響がおよびました。東北地方や北関東の多くの大学、研究機関が被災し、甚大な被害を受けました。また、特に生命科学研究においては、震災による生物遺伝資源の消失が研究活動に大きな影響を与えました。

 

 大学連携バイオバックアッププロジェクトは、個々の研究者の多くの努力により作成された生物遺伝資源が、予期せぬ事故や震災によって消失することを未然に防ぐことを目的として、自然科学研究機構 基礎生物学研究所および北海道大学、東北大学、東京大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学の連携により、平成24年6月に新たに発足いたしました。研究者が作成した遺伝子クローンや、動植物、微生物、培養細胞などの生物遺伝資源を、凍結または冷蔵で保存し、予期せぬ事故や震災によって消失することを未然に防ぎます。

 

 このたび、このプロジェクトの中核施設(生物遺伝資源を集中的に保管する施設)であるIBBPセンターが自然科学研究機構 基礎生物学研究所に完成いたしました。これにより、生物遺伝資源のバックアップ保管を本格的に行う体制が整いました。平成25年3月7日には開始式が行われ、テープカットの他、研究者向けの施設見学などが行われました。

 

 なおプロジェクトの詳細は、大学連携バイオバックアッププロジェクトのホームページをご覧下さい。

 

IBBP_web.jpg

IBBPセンター内のサンプル凍結用液体窒素タンク