大学院

新入生向けのラボツアー開催

今年度の基礎生物学は、5年一貫制博士課程5名、博士後期課程5名、計10名の新入生を迎えました。新入生にとって、広い広い所内。自分の所属するラボだけでなく、所内のラボや施設の様子を広く知ってもらおうと、全ラボ・全施設探索ツアー(略してラボツアー)を行いました。

今年の新入生

基礎生物学研究所は、総合研究大学院大学 生命科学研究科 基礎生物学専攻の教育の場でもあります。今年度は7人の新入生を迎えました。

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基礎生物学専攻の博士論文発表会が開催されました

総合研究大学院大学基礎生物学専攻の博士論文発表会が開催され、3月に博士課程を修了する大学院生が研究成果を発表しました。博士課程で行った研究の集大成であり、博士取得審査に関わる最後のイベントという位置づけの発表会です。会場からの鋭い質問に対応し、発表会を終えた皆さんからは「やっと終わりました。」と安堵の表情が伺えました。

発表会を終えて 論文発表会を終えて

総研大合同セミナーが開催されました

報告:基礎生物学専攻 D3 森田仁さん

季節が秋から冬へと変わってゆく11月末、神奈川県は葉山にある総研大キャンパスで学生・教員合わせて130人ほどが集まるイベントが1泊2日で行われました。今回で5回目を迎えるこの総研大・生命科学系合同セミナーは、普段は遺伝研、生理研、基生研、そして葉山にある先導研にそれぞれ分かれて研究をしている生命科学系の学生が年に一度集い、交流を深めることを一つの目的として始められました。今回、基生研からは19名(学生12名、教員7名)が参加して、当日は岡崎から貸し切りバスで約5時間かけて葉山へと赴きました。

セミナーでは各専攻の学生による口頭発表と全員参加のポスター発表があり、質の高い発表と活発な議論が行なわれていたと感じました。実質的に1日(一日目昼から翌日昼まで)という短い日程ではありましたが、夕食後も活発な交流がもたれ、27時までディスカッションで盛り上がっていたところもあったようです。

来年は基生研の学生が運営を担当することになるこの合同セミナー、今年も含めたこれまでの経験を活かし、より良いものにしてゆければと思います。


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第二回 総研大ワークショップ開催

11月15日(土)〜16日(日)の日程で、総研大ワークショップが千葉県佐倉市の国立歴史民族博物館で開催されました。総研大ワークショップとは、在学生の交流と情報交換の場として、学生により企画・運営されているイベントです。日本歴史研究から宇宙観測まで文系理系問わず、全学の学生が集まって行われる研究紹介は、「専門外の人にどのように話せば自分の研究を伝えられるか」について学ぶコミュニケーション学習の場でもあります。基礎生物学専攻からは、4名の大学院生が参加しました。

GFPのノーベル化学賞受賞を記念して、基生研・生理研・分子研の学生の合作による「蛍光の理論から蛍光タンパク質の利用の実際まで」についてのポスター発表が行われ、見事にベストポスター賞に輝きました。(ポスター制作者:塚原さん@分子研、上條さん@生理研、為重さん@基生研、原さん@基生研、柴田さん@基生研)

ワークショップに参加した基礎生物学専攻D1の柴田美智太郎さんは「他専攻の同世代の学生から最新の研究について話を聴くことができ、非常にいい刺激を受けました。また、岡崎のメリットを活かした合作ポスターがポスター賞に選ばれたことは大変嬉しく思います。」と語っています。

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