マナマコの放卵・放精を誘発する神経ホルモンを発見

九州大学吉国通庸教授、基礎生物学研究所大野薫助教、養殖研究所山野恵祐チーム長らの研究グループは、マナマコの放卵・放精(生殖行動)を誘発する神経ホルモン「クビフリン」を発見し、このホルモンを用いた産卵誘発法を開発しました。干しナマコは、中国において高級食材として流通しており、その消費の急拡大をうけて、国産のマナマコの水揚げと輸出量が急増しています。一方で、干しナマコの原料であるマナマコ資源の保護と育成が急務となっています。今回、吉国らが開発した方法を用いることで、稚ナマコの生産を効率的に行うことが出来るようになります。研究の詳細は、基礎生物学研究所プレスリリースをご覧下さい。