English

大学共同利用機関法人 自然科学研究機構

基礎生物学研究所

  • Home
  • 共同利用研究
  • > 開催リスト
  • > 2010「次世代DNAシークエンサーデータ解析入門」

共同利用研究

トレーニングコース - 開催リスト

2010「次世代DNAシークエンサーデータ解析入門」

Organizers 重信 秀治(基礎生物学研究所・生物機能解析センター)
内山 郁夫(基礎生物学研究所・生物機能解析センター)
Venue 基礎生物学研究所
Date Mar. 10-11, 2011

マイクロアレイや次世代シークエンサーの登場により、生物学者が扱うべきデータの量は日々増大しそして複雑化している。ゲノムインフォマティクス・トレーニングコースは、生物情報学を必ずしも専門としない生物研究者が、これらの大規模データから生物学的な情報を抽出するための、基礎的技術と考え方を身に付けることを目的としたコースである。

今年度、基礎生物学研究所が「次世代シークエンサー共同利用研究」を開始したことにあわせて、2011年3月10から11日に「次世代DNAシークエンサーデータ解析入門」を開催した。定員(18名)を大幅に越える63名もの応募があり、書類選考された23名が参加した。生物機能解析センターの重信准教授と内山助教が、1次世代シークエンサーのデータ解析概論、2 UNIX 入門・プログラミング入門、3次世代シークエンサーの基本データフォーマット、4次世代シークエンサーの基本ツール、に ついて実演をまじえながら講義を行った。また、参加者は、実際にコンピュータを操作して演習を行った。生物機能情報分析室と情報管理解析室のスタッフがティーチングアシスタントとして参加者の多数の質問に対応した。1日目の講義の後には、懇親会を開催し、参加者どうし交流を深めた。

コース終了後には、フォローアップ用ウェブサイトを開設し、講義資料のPDF、有用ウェブサイトリンク集、そして演習問題の模範解答を掲載し、自習の便を図った。これは、たった2日間のコースだけではスキルを身に付けるのにはどうしても不十分であり、コース内容を復習しつつ、さらに自分の研究に必要な事項を自ら発見し自ら学習してほしいという願いからである。

受講者の満足度は高かったようである。「資料がわかりやすかった」「インフォマティクスに対する心的障壁も低くなった」「今まで類似のセミナーに参加しましたが、ダントツで最高のセミナーでした」などの声が受講者から寄せられた。

(重信 秀治)

 
2011mar_1.jpg 2011mar_2.jpg 2011mar_3.jpg

 

Program

3月10日(木)
      9:30 - 受付開始(基礎生物学研究所 明大寺地区)
    10:00 - 11:00 次世代シークエンサーのデータ解析概論
    11:00 - 12:00 UNIX入門 (前編)
    (Lunch:食堂)
    13:00 - 15:00 UNIX入門(後編)
    15:15 - 15:45 データ解析デモンストレーション
    16:00 - 17:30 プログラミング入門
    18:00 - (懇親会:基礎生物学研究所 大会議室)


3月11日(金)
      9:00 - 10:00 次世代シークエンサーの基本データフォーマット
    10:00 - 12:00 次世代シークエンサーの基本ツール
    (Lunch:食堂)
    13:00 - 16:00 実践演習