フィールド

ヒナノシャクジョウ(Burmannia championii Thwaites)2004/08/31

葉緑素を持たない完全腐生植物(菌寄生植物)で、菌類に寄生して暮らしている。背丈は3-4センチとごく小型の多年草。レッドデータブック愛知版では、県内自生は4箇所のみ、継続的発生が認められているのは1箇所のみ、とされている(県内ランクで絶滅危惧第類)。この撮影地は例外的に大きな群落となっており、貴重な自生地である。写真は実の状態。2004年8月撮影。

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コンテンツ

  1. 岡崎の植物(53)
  2. 植物学者 塚谷裕一の調査旅行記(9)
著者紹介
塚谷 裕一
東京大学大学院理学系研究科 教授
元 基礎生物学研究所 客員教授
塚谷 裕一

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