植物種子の発芽エネルギー生成に必須な新規輸送体を発見

高次細胞機構研究部門の新井祐子研究員、林誠准教授、西村幹夫教授は、種子の発芽時のエネルギー生成に必須となるタンパク質PNCを発見しました。このタンパク質は、貯蔵脂肪の燃焼に必要なATPを脂肪代謝の場、ペルオキシソームに運ぶ「輸送体」と呼ばれる種類のタンパク質です。PNC遺伝子の発現を抑制したシロイヌナズナ種子では、脂肪代謝が上手く進まず、健全に発芽することが出来なくなることが明らかになりました。この成果は学術雑誌"The Plant Cell"2008年12月号に掲載されました。研究の詳細は、基礎生物学研究所プレスリリースをご覧下さい。