超階層生物学共同利用推進室
研究の概要
超階層生物学センターは遺伝子から高分子、細胞小器官、細胞、組織、器官、個体、そして個体群にいたる様々な階層の生命現象を統合的に理解するための機器や解析技術を提供する施設として2022年度に発足した。一方で、センター各室が扱う技術範囲は広く、共同利用研究者の専門を超える技術的な原理を利用した機器や解析は馴染みが薄いことも多いため、「超階層生物学共同利用推進室」を設置し、センター各室の垣根を越えた、専門性の高い機器の利用のコーディネイションを行う。特に2022年度より開始した「超階層生物学共同利用研究」課題推進への重点的な支援に加え、推進室はセンター各室の共同利用課題においても、様々な階層の解析を有機的に繋げた超階層生物学的な研究の展開への支援を行う。さらに、超階層生物学に繋がる研究コミュニティの形成を視野に入れた研究会やシンポジウムの企画や開催支援、技術普及のためのトレーニングコースや技術セミナーなどのイベントもセンター各室と連携して企画・実施する。このように推進室は共同利用研究者に多面的な支援を提供することで基礎生物学分野における超階層生物学研究を強力に推進する。