2016.12.07 基生研セミナー
次世代プロテオミクスが拓く医学生物学の新地平:90年来のがんの謎を解く
中山 敬一(九州大学生体防御医学研究所細胞学部門)
2016年12月07日(水) 16:15 より 17:15 まで
明大寺地区1階 会議室(111)
定量生物学研究部門 青木 一洋 (5235)
九州大学生体防御医学研究所 教授 中山敬一先生は、これまで一貫して細胞周期の分子機構、とくにG0期とG1期のスイッチングに関わるCyclin dependent kinase inhibitor(CDKI)やその制御因子の生理的な機能をノックアウトマウスの作出を通じて明らかにされてきました。最近では、質量分析機を用いたタンパク質翻訳後修飾の網羅的探索法や細胞内タンパク質の絶対定量法を開発されており、プロテオミクスの新たな地平を切り拓かれております。今回は、中山敬一先生に最近の研究成果をお話しいただきます。