2009.01.27 所長招聘セミナー
羊膜類と両生類におけるゲノム・染色体進化に関する分子細胞遺伝学的研究
松田 洋一(教授), 宇野 好宣(大学院生) (北海道大学大学院生命科学院)
2009年01月27日(火) 15:00 より 17:00 まで
明大寺地区1階会議室(111)
形態形成研究部門 上野 直人 内線7570
2004年にニワトリの全ゲノム配列が解読され、羊膜類の進化研究に大きなブレイクスルーがもたらされた。私たちは、ニワトリのゲノム情報をもとに、分子細胞遺伝学的手法を用いて爬虫類と鳥類のゲノム・染色体構造の比較を行い、羊膜類の進化過程で生じた染色体再配列の解明を試みている。また、新たにXenopus tropicalisとX. laevisについても同様の解析を行い、両生類から羊膜類に至る染色体構造の進化過程、および変4倍体のX. laevisがもつ染色体構造の特徴についても明らかにしたいと考えている。本セミナーでは、これまでに得られた研究成果を紹介し、両生類と羊膜類のゲノム・染色体の進化について論じてみたい。