2007.08.30 所長招聘セミナー
マウスにおける生殖工学と発生工学:技術の開発から実用化をふり返って
横山 峯介 博士 (新潟大学脳研究所 動物資源開発研究分野)
2007年08月30日(木) 16:00
明大寺地区職員会館2階大会議室
形質転換生物研究施設 笹岡 俊邦 内線5850
近年、ヒトを始めとする各種動物のゲノム遺伝子の構造が相次いで明らかにされ、これに引き続いて各遺伝子の機能を個体レベルで解析する研究が猛烈な勢いで進行している。これらの研究を実施するうえで大きな役割を担っているのが、生殖工学と発生工学の技術によって作成される形質転換動物である。この生殖工学と発生工学に関する技術は、体外受精・胚培養・胚移植・胚と精子の凍結保存・卵巣移植ならびに受精卵等に対する顕微操作などであり、実施にあたっては単独あるいは複数の技術を総合的に組み合わせて運用される。我々はこれまで、マウスを対象として各種技術の開発・改良に取り組むとともに、確立した技術を様々な研究に実践してきた。今回は、生殖工学と発生工学の歴史をふり返りながら、基盤技術の確立を目指して行ってきた取り組みの経緯を紹介したい。
当日のセミナーの後に懇親会を下記の様に開催したいと思います。
参加される方は、笹岡(形質転換/神経生化学)までご連絡ください。
(sasaoka@nibb.ac.jp, 内線: 5850, PHS: 6683)