2009.11.20 所内セミナー
所内セミナー(形質転換施設+バイオリソース)
2009年11月20日(金) 14:00 より 16:20 まで
明大寺地区1階会議室(111)
神経生理学研究室 渡辺 英治 内線5595
●14:00―14:30「メダカバイオリソース(NBRP Medaka)の現状と展望」成瀬 清現在NBRP Medakaではライブリソース、ゲノムリソース、孵化酵素の3リソースを中心にメダカ生物遺伝資源の収集・保存・提供を行っている。現在我々が行っている活動の現状を概説するとともに、将来の展望についても述べる。 ●14:30―15:00「脳の動作アルゴリズムの探求」渡辺 英治現在我々は脳の動作アルゴリズムを心理物理学的手法によって探求している。今回は、新たに開発したメダカのオープンフィールドテスト、被食者と捕食者の数理モデル、ヒトの視覚心理物理学を紹介する。研究の現状を概説するとともに、将来の展望についてもお話ししたい。 ●15:00―15:15ブレイク ●15:15―15:45「ドーパミン受容体遺伝子操作マウスを用いた運動制御機構の解析」笹岡 俊邦ドーパミン神経の役割は,運動の調節や動機付け学習などに関係すると考えられている。私たちは、ドーパミンによる情報伝達と運動量の制御をドーパミン受容体に着目して詳細に調べるため、 ドーパミン受容体の遺伝子操作マウスを使い、遺伝子発現のON/OFFの状態での運動量の観察を行ない、運動 制御の分子機構の解析を進めている。 ●15:45―16:15「生殖腺性差をもたらすもの~生殖細胞のふるまい」田中 実遺伝的に性が決まっているメダカでは、その性が胚発生の時期にひとたび 決まった後も,積極的に一方に維持されているらしいことが明らかとなってきた。それらの生物現象の紹介と見え始めてきた分子機構について、モデル動物メダカの技術開発も含めてお話ししたい。 ●16:15―16:20メンバー紹介