竹安 邦夫(京都大学・大学院生命科学研究科・教授)
研究分担者
吉村 成弘(京都大学・大学院生命科学研究科・助教授)
堀米 恒好(新潟大学・理学部・教授)
核内にみられる高次機能複合体の微細構造を解明するために、原子間力顕微鏡によるナノスケールイメージングと、蛍光顕微鏡による3次元局在イメージングとを同時に行うシステムを確立する。既知の核内構造タンパク質に加え、一連の抗核タンパク質モノクローナル抗体のスクリーニングにより得られた新規タンパク質の3次元的立体配座地図を網羅的に作成し、細胞周期における動態を解明する。核内においてダイナミックに変化する高次構造体の多くは、細胞の固定・染色等に対して不安定であると考えられるが、これらの構造体をできるだけ固定・染色なしにナノスケールでハンドリングする手法を開発する。平成16年度は、新規の核内タンパク質群の同定と新規ナノスケール解析法の開発を行う。
 |