ホーム
  領域代表者挨拶
  研究概要
  班員紹介
  シンポジウム
  技術紹介
  海外の動き
  国内の動き
  関連書籍
  サーキュラー
  画像集
  リンク
文部科学省科学研究費補助金「特定領域研究」細胞核ダイナミクス
    戻る    
クロマチン構造構築とダイナミクスの分子制御機構
しきり線
 
研究内容

 ヒトの場合1m以上の長さに及ぶDNAは、直径5~10ミクロンの細胞核にコンパクトに収納されている(図左上)。真核生物におけるDNA収納の最小単位は直径11ナノメートルのヌクレオソーム構造であり、146-147塩基対がコアヒストン分子八量体の周りを2重に取り巻いている(図右下)。そのため、転写、複製、修復などのDNAを鋳型または基質とした反応は全てこのヌクレオソーム構造と対峙しなければならない。また、細胞核内では、ヌクレオソームはリンカーヒストンH1を含んだクロマトソーム構造、さらにより高次なレベルのクロマチン構造を構築しており、転写や複製などの核機能を理解するためには、クロマチン構造構築の基本原理とその制御機構を明らかにする必要がある。本研究では、生細胞におけるクロマチンやヒストンの動態を解析すると同時に、生細胞で見られる現象を膜透過化細胞およびアフリカツメガエル卵抽出液を用いた再構成系において再現することで、高次クロマチン構造の構築とダイナミクスを制御する因子の同定とその分子作用機序を明らかにすることを目的とする。

しきり線
木村 宏(研究代表者)
<独立行政法人情報通信研究機構・未来ICTセンター・専攻研究員>
 
大隅圭太(研究分担者)
<東京工業大学・生命理工学研究科・助教授>
         
    Copyright (c) 2004-2009, nuclear-dynamics. All Rights Reserved.