ゼニゴケは我が国の研究者を中心に開発された新しいモデル植物である。植物の持つ基本的性質を備えながら従来のモデル植物に比べ重複遺伝子が少なく、遺伝子導入や相同組換えによる遺伝子・ゲノム改変が容易と言う特徴をもつ。今回はIBBP生物遺伝資源新規保存技術開発共同利用研究において確立されたゼニゴケ葉状体・無性芽及び精子の超低温保存技術をゼニゴケコミュニティーに普及させることを目的として技術講習会を開催する。この講習会を通じて今までに作成された多様な系統や変異体をほぼ永久に保存することができる超低温保管技術の普及を促進する。また併せてゼニゴケ生物遺伝資源のIBBPでのバックアップ保管を推進するため、IBBPの概要と保管のための手順の説明を行う。
2018年9月4日(火)13:00 ~ 5日(水)17:00
*台風21号の接近が予想されるため、中止とさせていただきます(2018.9.3)
・ゼニゴケ葉状体/無性芽の超低温保存法
・ゼニゴケ精子の超低温保存法
・ゼニゴケ胞子の保存法
9/4(火)
13:00 挨拶 河内 孝之(京都大学)
13:10 講義1 大和 勝幸(近畿大学) ゼニゴケ保管について、実習内容説明
14:10 実習1(葉状体/無性芽:前培、試薬作成)
15:40 実習2(精子:試薬作成、凍結)
17:30 実習3(胞子:概要説明)
18:00 終了
18:30 交流会
9/5(水)
09:15 IBBPについて 河内 孝之(京都大学)
09:45 講義2 大和 勝幸(近畿大学) 実習内容説明
10:00 実習4(葉状体/無性芽:ビーズ包埋、凍結)
12:00 昼食
13:30 実習5(精子:解凍と顕微鏡観察、葉状体/無性芽:解凍)
15:30 休憩後質疑応答など
17:00 終了
河内 孝之(京都大学 大学院生命科学研究科)
大和 勝幸(近畿大学 生物理工学部)
石崎 公庸(神戸大学 大学院理学研究科)
西浜 竜一(京都大学 大学院生命科学研究科)
山岡 尚平(京都大学 大学院生命科学研究科)
十川 太輔(近畿大学 生物理工学部)
松田 頼子(京都大学 大学院生命科学研究科)
京都大学吉田キャンパス北部構内 農学生命科学研究棟
構内地図の16番の建物
8階会議室(804号室)および遺伝子特性学分野研究室
国内の大学・研究機関に所属する研究者・学生
申込締切:2018年7月31日(火)→申込みは締め切りました(2018.8.7)
募集定員:8名
申込方法:下記申込書をダウンロードし、ご記入のうえ事務局(workshop(at)nibb.ac.jp)宛にお送りください。※(at)を@に替えてください
なお、件名を「ゼニゴケ技術講習会2018申込」としてください。
応募者多数の場合、選考となります。受講の可否は8月15日頃までにメールにてお知らせします。
無料(旅費・宿泊費の補助はありません)
講習会一日目終了後に交流会を行いますので、交流会参加費として3,000円程度徴収させていただきます。
交流会に参加出来ない方は、申込の際にご連絡ください。
・持ち物
白衣(必要に応じてお持ちください)
・宿泊について
各自でご予約ください。
IBBP技術講習会事務局
e-mail: workshop(at)nibb.ac.jp ※(at)を@に替えてください
TEL: 0564-59-5930, 5931
河内 孝之(京都大学大学院生命科学研究科)
大和 勝幸(近畿大学生物理工学部 生物工学科)
成瀬 清(自然科学研究機構 基礎生物学研究所)
大学連携バイオバックアッププロジェクト
(自然科学研究機構 基礎生物学研究所 IBBPセンター、IBBP 京都大学サテライト拠点)
近畿大学生物理工学部