研究者のための科学広報入門
なぜ今、科学広報なのでしょうか?

今、多くの研究機関や大学に、科学広報の担当者が新たに着任しています。大学などでは、少子化の影響で学生の確保に以前より力を入れる必要が生じたため、というような理由から、また研究機関などでは、法人化によって研究機関の存在意義を示す必要性が以前よりも増したため、など、個々の大学や機関での広報担当者採用の理由は様々です。それでは、個々の大学や機関の広報担当者は、それぞれの所属機関のためだけに働いているのでしょうか?そんなことはありません。多くの広報担当者は、個々の機関の成果や活動をアピールしつつ、科学全体の活性化と、科学が世の中に広く浸透し、科学が社会に受容されることを願って活動しています。

2009年事業仕分けの衝撃 に続く