開催趣旨
両生類を用いた研究は、ネッタイツメガエルの全ゲノム情報の解読や、ハイスループットトランスジェニック技術及びゲノム編集技術の発展、イベリアトゲイモリを用いた逆遺伝学システムの開発等を契機に、ゲノム・エピゲノム制御研究のモデルとして、ここ数年の間に全く新しいステージに突入しつつある。加えて、両生類の高い再生能力、すなわち眼や心臓、四肢、脳や脊髄まで再生する能力の解明は、三次元構造の再生という次世代の医療課題に対して突破口を与えると期待される。しかしクラシカルなイメージと共に、口伝的技術が多く、それらが両生類に馴染みの薄い研究者の新規参入に対して、ためらいを与えている面は否定できない。 本研究会では第１回会合に引き続き、ツメガエルだけでなくイモリ、アホロートルなど様々な両生類を扱っている研究者が集い、ゲノム解析から器官再生まで広範な研究テーマで発表を行う。これらの発表から、ゲノム編集やオミックス解析、トランスジェニック技術、数理解析などを駆使した新しいウェーブをアピールしたい。また飼育や実験技術の標準化についても情報交換をおこない、両生類に縁のなかった研究者たちの心のハードルを取り除き、新規参入を促す機会としたい。
世話人
横山 仁（弘前大学）（代表）
林 利憲（鳥取大学）
荻野 肇（長浜バイオ大学)
亀井 保博（基礎生物学研究所）
次世代両生類研究会（有志メンバー）
プログラム
2016年 8月 8日 (月)
13:00-13:10 opening remarks 阿形 清和（学習院大学）
ゲノム関連(座長: 荻野肇)
13:10-13:35 松田 洋一（名古屋大学）
13:35-14:00 平良 眞規（東京大学）
オミックス→受精→リプログラミング (座長: 鈴木賢一)
14:00-14:25 持田 悟（熊本大学）
14:25-14:50 佐藤 賢一（京都産業大学）
14:50-15:15 宮本圭（近畿大学）
15:15-15:35 20 分 休憩
再生 (座長: 北田容章)
15:35-16:00 谷崎 祐太（早稲田大学）
16:00-16:25 佐藤 伸（岡山大学）
16:25-16:50 林 利憲（鳥取大学）
変態 (座長: 長谷部孝)
16:50-17:15 岡田 令子（静岡大学）
17:15-17:40 中島 圭介（広島大学）
17:40-19:30 ポスターセッション/情報交換会（Mixer：軽食）
2016年 8月 9日 (火)
8:30-9:00 パネルディスカッション (飼育法などの紹介やフリーディスカッション)
司会：荻野 肇 パネラー：川住 愛子、水戸川和正、林 利憲、井上 武、越智 陽城、亀 井 保博、北田 容章、長谷部 孝、横山 仁、鈴木 賢一
細胞生物学 (座長: 越智陽城)
9:05-9:30 坂根 祐人（広島大学）
9:30-9:55 川住 愛子（理化学研究所）
9:55-10:20 森下 喜弘（理化学研究所）
10:20-10:40 20 分 休憩
細胞生物学 (座長: 横山仁)
10:40-11:05 鈴木 誠（基礎生物学研究所）
11:05-11:30 進藤 麻子（名古屋大学）
11:30-11:55 栗山 正（秋田大学）
11:55-12:05 closing remarks 上野 直人（基礎生物学研究所）
参加登録
発表締め切り：7月8日
発表応募は締め切りました。沢山のご応募をありがとうございました。
ポスター発表のみ受付します。ポスター発表希望の方は「発表登録」様式に必要事項を記入の上、imgmeet [at] nibb.ac.jp までお送りください。
なお、発表希望者多数の場合は世話人一同で審査させて頂き、不採択となる場合もございますことをご了承下さい。
聴講締め切り：7月15日
聴講受付は締め切りました。当日参加は受け付けておりません。
聴講希望の方は「参加登録」様式に必要事項を記入の上、imgmeet [at] nibb.ac.jpまでお送り下さい。
参加費等
参加費 ： 無料
その他の費用（飲食費）として
・茶菓子代 ： 500円
・ミキサー： 1,000円
・朝食代 ： 500円
※合計2,000円、当日受付にてお支払いください。
旅費の補助
旅費の補助はありません（招待講演者を除く）
宿泊
所内ロッジ宿泊(2500円/泊）を少数ですが確保しております。ご希望の方は、登録様式にご記載ください。
数に限りがあるため、空室が無くなり次第、宿泊希望受付を終了いたします。満室の際は各自近隣ホテルのご予約をお願いいたします。
アクセス
受付・会場は岡崎コンファレンスセンターです。各方面からのアクセスは基生研HPにあります。
