初期発生研究部門では一緒に研究を進める大学院生を募集しています!

総合研究大学院大学・生命科学研究科・基礎生物学専攻の大学院生を募集しております。
興味のある方は、ぜひ体験入学制度を利用して研究室を体験してみて下さい。

・また、他大学に所属の大学院生が特別共同利用研究員として こちらで研究を進めることも歓迎します。

・当研究室では研究の実践を通して、発生生物学、細胞生物学、分子生物学だけでなく、発生工学的手法、ライブイメージング、画像解析、数理解析などを 学ぶことが可能です。
特に元気のある学生さんを歓迎します。

・いずれの大学院生に関してもRA制度による経済的支援が得られます。

求める大学院生像とは?

・基礎生物学専攻では生物学分野において創造的で高度な研究を行う研究者を養成することを目指しています。我々の研究室においても、 将来研究者として働きたいという希望を持つ人を求めています。

・大学院を修了し、博士号を取得し、いっぱしの研究者になるには、
1)自分で研究テーマを見いだし、研究として展開できること、
2)研究で得られた成果を論文としてまとめ、発表できること、
3)自分の研究したい内容を他の人に提案し、経済的サポートを獲得できること、
の3つが重要であると考えています。大学院における教育によって、これらの能力を身につけることを目指します。その為には、まずは教科書や論文などを読み、 世の中の他の研究者達がどのようなことを考えていて、自分にとって何が新しく、何が面白く研究を展開できそうなテーマであるかを読み取る力が必要になります。

・大学院に入るまでに必要なのは、基本となる生物学の知識、論文などを読む為の英語の基礎力、論理的な思考ができる能力です。必ずしも全てが十分に 高いレベルにある必要はありませんが、大学院で学ぶなかでそのような力をつけられるだけの積極性と忍耐力があることが大切です。また、自分の興味あることに 対してだけでなく、いろいろな事に対する好奇心や、何事も楽しめることも重要です。どんな事でも良いのですが、一途に打ち込んで何かに「はまった」という 経験のある人は、研究を進める際にも伸びしろが大きいです。

・研究をやってみたいという気持ちの強い、元気のいい人を求めています。

何を学ぶことができるか?

・大学院で学ぶことは、学部時代の勉強とは少し性質が異なります。大学院での教育は、実際の研究を通してそれぞれの大学院生の適性や個性にあわせて 進められます。

・基礎生物学専攻内での講義以外に、生命科学共通の科目や、全学にまたがった教育プログラムといった豊富な講義を受講することができます。

・我々の研究室においては、ほ乳類初期発生を中心とした研究を進めることと平行して、基盤となる発生生物学、細胞生物学、分子生物学などを学ぶことができます。 本研究室の教授の藤森は、細胞接着を通して動物の体作りについて 大学院時代に研究をしていました。動物の体が、どのようにして一つの細胞である受精卵から作り上げられるのかという「発生生物学」に強い興味を 持っています。発生生物学大学院時代に身につけた研究のスタンスは大きくは変わっておらず、体の中の個々の細胞の挙動を通して、動物の体作りを考えると いう姿勢です。当然ながら、細胞の挙動の理解には、様々な分子の振る舞いを知る必要があります。大学院生の研究・教育も動物のからだがどのように 作られるかという根源的な問題を対象とします。このような研究を通して、必然的に分子生物学、細胞生物学、発生生物学などを学ぶことができます。

・どの時代においても、学問の大きな進展は、技術の進歩と表裏一体です。新しい発見をいち早く進めるには、新しい技術を積極的に研究に取り入れていくことが 必要です。本研究室の特徴として、胚操作技術や、近年盛んになりつつあるライブイメージングを中心とした顕微鏡操作、得られた画像処理・解析などの技術を 大学院生活の間に身につけることができます。また本研究室には、ES細胞を使った研究を得意とする助教、細胞を用いた実験からコンピュータを用いた シミュレーションまでこなす助教など様々な特技を持った研究者が集まっており、幅広い視点から発生生物学を考える機会が得られます。

・研究の進め方や、新しい技術は教科書を読んでいるだけで習得することは大変難しいです。特に大学院生活の間に学ぶことは、将来研究者として生きていくのに 大きな影響力をもち、強い力となります。高い研究能力や、高い技術を持った研究者集団の中で大学院生を送ることが重要です。基生研は大学院生にとって、 通常の大学に比べて研究施設、実験機器、先輩などにも恵まれている点が大きなメリットです。本研究室で、研究を始めることで自分の個性、能力を 伸ばすことができます。

初期発生研究部門の大学院生になるには?

・基礎生物学研究所の大学院生は総合研究大学院大学・生命科学研究科・ 基礎生物学専攻に所属します。総合研究大学院大学(総研大)とは、全国の国立の研究所を基盤組織 とする学部を持たず大学院だけをおく国立大学です。生命科学研究科は、基礎生物学専攻と遺伝学専攻(国立遺伝学研究所)、生理学専攻(生理学研究所)の 3専攻からなる研究科で、レベルの高い研究者が教育に携わっています。基礎生物学専攻は、各生物学分野において創造的で高度な研究を行う研究者を養成することを 目指して教育を行っています。

・大学院は5年一貫制博士課程の1年次に入学してもらうのが基本ですが、既に他大学で修士課程を終えようとしている方は、博士後期課程に入学することもできます。

・英語および小論文の筆記試験(後期入学の試験では筆記試験はなく、面接のみ)と、総合的な面接試験が基礎生物学専攻の入学試験です。

・他大学に大学院生として在籍している人で、基生研で大学院生活を送りたい人は、所属大学院からの委託により特別共同利用研究員として基生研に所属することが可能です。

体験入学制度により大学院生活を実感してください

・基礎生物学専攻では、オープンキャンパス大学院説明会の他に、 「体験入学」の制度があります。 実際に研究室に滞在し、実験を体験してもらうとともに、研究室内外の人々と話をしたり、相談にのってもらったりすることができます。 一次募集期間中に申込み、受理された場合には、旅費、宿泊費が支給されます。初期発生研究部門では、通常1週間程度滞在してもらい、 研究室での大学院生活を実感してもらいます。忙しくて時間が十分に取れないという人は、1泊程度の短い期間でも対応可能です。

 

連絡先 (詳しい情報を知りたい方は直接、藤森まで連絡を下さい。相談をさせていただきます)

教授 藤森 俊彦
mail: fujimori@nibb.ac.jp(@を半角に変えて下さい)
tel : 0564-59-5860

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