成果情報
【光学顕微鏡支援:岡田康志(理化学研究所)・東山哲也(名古屋大学)】[2019.08.06]
多喜正泰 特任准教授(名古屋大学)の論文が Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America に掲載されました
細胞が生きたままでミトコンドリアの内膜構造が鮮明に見えた -ミトコンドリアの形態制御異常がもたらす神経変性疾患の診断技術や創薬開発ツールとして期待-
Wang C., Taki M., Sato Y., Tamura Y., Yaginuma H., Okada Y., Yamaguchi S. A photostable fluorescent marker for the superresolution live imaging of the dynamic structure of the mitochondrial cristae. Proc Natl Acad Sci U S A 116, 15817-15822 (2019) DOI:10.1073/pnas.1905924116
<概要>本研究では、光照射に対して極めて高い安定性を示すミトコンドリア染色剤MitoPB Yellowを開発しました。超解像STED顕微鏡で観察することにより、生きた細胞におけるクリステ構造を明瞭に可視化することに成功しました。 ABiS・光学顕微鏡支援(支援担当:岡田康志)では、Leica TCS SP8 STEDを使用し、ミトコンドリアの内膜と外膜の染め分けに関する支援を、ABiS・光学顕微鏡支援(支援担当:東山哲也、佐藤良勝)ではミトコンドリアの形態観察に関する支援を行いました。
プレスリリース(名古屋大学のサイト)
プレスリリース(理化学研究所のサイト)
プレスリリース(科学技術振興機構のサイト)
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