生き物たち

3D映像で生き物の内部を旅してみよう

ショウジョウバエの卵巣を覗いてみよう2012/02/10


ショウジョウバエの卵巣

 これはショウジョウバエの卵巣(卵を作る組織)の一部の画像です。卵になる細胞を緑色、それを包む細胞を赤色、DNAを青色の蛍光物質で染めています。矢印で示されている細胞は、卵をつくりだすおおもとの細胞(幹細胞)です。幹細胞が次々に分裂することより、卵が絶え間なく作られ、ショウジョウバエは卵を産み続けることが出来るのです。私たち人間の体の中にも様々な幹細胞が存在し、私たちの体を維持するのに役立っています。ショウジョウバエの卵の幹細胞は、幹細胞が体の中で維持される仕組みを研究する上で優れたモデルとなっているのです。

顕微鏡データ提供:発生遺伝学研究部門(小林研)

本企画の3D映像は、基礎生物学研究所で撮影された顕微鏡等のデータを元に、
国立天文台の4D2Uプロジェクトおよび新分野創成センターで蓄積された技術を用いて、
武田隆顕氏によって作成されました。
さらに興味のある方は・・・国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト
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コンテンツ

  1. 研究所の生き物たち(3)
  2. 3D映像で生き物の内部を旅してみよう(10)

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