マイクロプレートリーダーテクニカルセミナー

 皆様に様々な分析機器をご利用いただくため、生物機能情報分析室テクニカルセミナーを開催いたします。

 現在、生物機能情報分析室ではパーキンエルマーNIVO、コロナSH-9000Labの二台のマイクロプレートリーダー を所有しています(機器詳細:https://www.nibb.ac.jp/analyins/jp/?page_id=605)。

 今回は特に利用者の増加しているマイクロプレートリーダーNIVOの紹介と、応用できる実験例についてパーキンエルマージャパンとプロメガのご担当者様に詳しく解説していただきます。

 実際に生物機能情報分析室で所有している機器を用いて行うことのできる実験を含めてご紹介しますので、今後マイクロプレートリーダーの利用を考えている方や最新の実験手法について知りたいという方は是非ご参加ください。

 なお本セミナーはTeamsを使用して行います。参加の方法は生物機能情報分析室へ問い合わせ、あるいは、所内への案内メールをご確認ください。

■マイクロプレートリーダーテクニカルセミナー

日時:7月16日(金曜日)

【前半 13:30~14:30 (株)パーキンエルマージャパン 合田氏、塚副氏】

マルチモードプレートリーダーNIVOは発光・蛍光・吸光を測定できるプレートリーダーです。本セミナーではNIVOの仕様や各測定モードのアプリケーションを紹介します。

また発光・蛍光・吸光測定におけるマイクロプレートの選択も重要な点になりますので、マイクロプレートの選択法を本セミナーに加えて開催します。

・マルチプレートリーダーNIVOの仕様・アプリケーション例

・マイクロプレートの選択法

【後半 14:45~16:15 プロメガ(株) 桃井氏】

・発光アッセイ概論: 発光法と吸光法、蛍光法の違いを簡単にご説明し、各測定法に応じたプレートリーダーの測定原理や使い方のポイント、および発光アッセイでできるアプリケーションを一覧の形でご紹介いたします。

・細胞生存性アッセイ: 発光法の細胞生存性、毒性検出アッセイや、その応用としてリアルタイムに細胞生存性をモニターするアッセイをご紹介いたします。

・レポーターアッセイ: プロメガでは従来のホタルルシフェラーゼに加え、新しいNanoLucルシフェラーゼを製品化しております。

NanoLucルシフェラーゼにより従来のレポーターアッセイがさらに使いやすくなったこと、またNanoLucの登場で可能となった新たなアプリケーションをご紹介いたします。

研究報告:アリのコミュニケーション 触角に秘密 [神戸大学との共同利用研究成果] 

神戸大学理学研究科の北條賢特命助教、佐倉緑准教授、尾崎まみこ教授らとの次世代シーケンサー共同利用研究の成果論文が Scientific Reports 誌に掲載されました。
詳しくは下記 URL をご覧ください。

この研究には生物機能情報分析室のメンバーも大きく貢献しました。
共著:重信、山口
謝辞:浅尾、北爪、藤田

アリのコミュニケーション 触角に秘密(共同利用研究成果)
URL:http://www.nibb.ac.jp/pressroom/news/2015/09/04.html