【画像解析支援:檜垣匠(熊本大学】[2021.06.17]
酒井達也 教授(新潟大学)の論文が Plant Physiology に掲載されました


Kimura T., Haga K., Nomura Y., Higaki T., Nakagami H., Sakai T. Phosphorylation of NONPHOTOTROPIC HYPOCOTYL3 Affects Photosensory Adaptation During the Phototropic Response. Plant Physiology, (2021) DOI:10.1093/plphys/kiab281

<概要>本研究では、光屈性に働くNPH3 アダプタータンパク質のリン酸化調節における機能及び細胞内局在を調べることにより、 光屈性応答におけるシグナル伝達レベルの光順応システムを発見しました。ABiS・画像解析支援(支援担当:檜垣匠)では、蛍光観察画像のイメージング解析を行い、NPH3リン酸化による細胞膜局在調節を証明する数値化の支援を行いました。

【光学顕微鏡支援:東山哲也(名古屋大学)】[2021.05.11]
宇野何岸 特別研究員 (名古屋大学 現:マックス・プランク研究所 研究員)の論文が Nature Communications に掲載され、同誌Editors’ Highlights Biotechnology and methodsコーナーのFeatured articlesに選ばれました。また、日本植物形態学会第33回大会にて日本植物形態学会「平瀬賞」を受賞しました


多くの生物の核を明るく輝かせる
~蛍光色素Kakshine(カクシャイン)を開発~

Uno K., Sugimoto N., Sato Y. N-aryl pyrido cyanine derivatives are nuclear and organelle DNA markers for two-photon and super-resolution imaging. Nat Commun 12, 2650 (2021) DOI:10.1038/s41467-021-23019-w

<概要> 本研究では、ピリドシアニン骨格を基本とした新規核染色色素の合成に成功しました。二光子イメージングによる深部イメージング、蛍光寿命イメージングによる核DNAとミトコンドリアDNAの分離、超解像STEDイメージングによるクロマチンや核様体の精細な構造の可視化など、先端イメージングにも適用可能なことを示しました。ABiS・光学顕微鏡支援(支援担当:東山哲也、佐藤良勝)では、二光子顕微鏡、蛍光寿命顕微鏡、STED顕微鏡を使用し、本色素の先端イメージングへの適用性を解析する支援を行いました。

※本成果は同誌Editors’ Highlights Biotechnology and methodsコーナーのFeatured articlesに選ばれました。

プレスリリース プレスリリース(名古屋大学のウェブサイト)  

【光学顕微鏡支援:藤森俊彦(基礎生物学研究所)】[2021.05.25]
平田たつみ 教授(国立遺伝学研究所)の論文が Cell Reports Methods に掲載されました


“誕生日タグづけ”マウスの脳画像データベース「NeuroGT」を公開
-神経細胞の誕生日を利用した神経細胞サブセットの分類と操作が可能に-

Hirata T., Tohsato Y., Itoga H., Shioi G., Kiyonari H., Oka S., Fujimori T., Onami S. NeuroGT: A brain atlas of neurogenic tagging CreER drivers for birthdate-based classification and manipulation of mouse neurons. Cell Reports Methods, 100012 (2021) DOI:https://doi.org/10.1016/j.crmeth.2021.100012

<概要>誕生日タグづけ法は、神経細胞の発生タイミング(神経細胞の「誕生日」)の違いを利用して細胞特異的に遺伝子組換えを誘導する技術です。本研究では、誕生日タグづけ法を用いる上で必要となる、マウス系統のカタログ的な全脳切片画像のデータベース 「NeuroGT (Brain Atlas of Neurogenic Tagging Mouse Lines)」 を開発して公開しました。ABiS・光学顕微鏡支援(支援担当:藤森俊彦)では、高解像度スライドスキャナを使用して、脳切片画像のデジタル化を支援しました。

プレスリリース プレスリリース(国立遺伝学研究所のウェブサイト) 
プレスリリース プレスリリース(基礎生物学研究所のサイト)
プレスリリース プレスリリース(理化学研究所のサイト) 
プレスリリース プレスリリース(立命館大学のサイト) 

【光学顕微鏡支援担当:今村建志(愛媛大学】[2021.03.19]
村上正基 特任教授(愛媛大学)の論文が Journal of Dermatological Science に掲載されました


Murakami M., Kawakami R., Niko Y., Tsuda T., Yatsuzuka K., Mori H., Imamura T., Sayama K. New fluorescent three-dimensional and deep-imaging technique confirms a direct relationship between the acrosyringium and vesicles/pustules of palmoplantar pustulosis. Journal of Dermatological Science, (2021) DOI:10.1016/j.jdermsci.2021.03.004

<概要>本研究では、以前に開発した新規蛍光色素及び二光子顕微鏡観察技術による3D & deep imagingの手法を応用し、皮膚疾患の一つである掌蹠膿疱症の足底病変部小水疱を3次元的に観察し、小水疱と表皮内エクリン汗管との関連性についての観察に成功しました。ABiS・光学顕微鏡支援(支援担当:今村健志・川上良介)では、多光子励起顕微鏡を使用し、目的とする組織内構造物の観察に関する支援を行いました。

【光学顕微鏡支援:今村建志(愛媛大学)】[2021.03.03]
仁子陽輔 助教(高知大学)の論文が Advanced Functional Materialsに掲載され、同誌inside front coverに採択されました


【世界初】マウス脳深部領域の低侵襲的 “血流” 観察に成功
~脳機能・脳疾患の理解に向けた新たな二光子励起蛍光イメージング技術~

Takezaki M., Kawakami R., Onishi S., Suzuki Y., Kawamata J., Imamura T., Hadano S., Watanabe S., Niko Y. Integrated Fluorescent Nanoprobe Design for High-Speed In Vivo Two-Photon Microscopic Imaging of Deep-Brain Vasculature in Mice. Advanced Functional Materials 31, 2010698 (2021) DOI:https://doi.org/10.1002/adfm.202010698

<概要>本研究では、多環式芳香族のピレンを基に、二光子蛍光顕微鏡用の新規高輝度蛍光材料を開発しました。この材料は、チタンサファイアレーザーの高出力帯、および GaAsP 検出器の高感度検出帯にそれぞれ効率的な二光子吸収と蛍光を示しました。本材料を用いることで、世界中の研究グループが挑戦してきたマウス脳海馬 CA1 領域の“血流”の観察に世界で初めて成功しました。ABiS・光学顕微鏡支援(支援担当:今村健志・川上良介)では、二光子蛍光顕微鏡を使用し、血流観察に関する支援を行いました。

プレスリリース プレスリリース(高知大学のサイト)
プレスリリース プレスリリース(愛媛大学のサイト)

【画像解析支援:上野直人(基礎生物学研究所)】[2021.05.17]
泉健次 教授(新潟大学)の論文が Scientific Reports に掲載されました


細胞を傷つけずに評価する技術を開発
-再生医療に用いる細胞の品質管理-

Hoshikawa E., Sato T., Haga K., Suzuki A., Kobayashi R., Tabeta K., Izumi K. Cells/colony motion of oral keratinocytes determined by non-invasive and quantitative measurement using optical flow predicts epithelial regenerative capacity. Scientific Reports 11, 10403 (2021) DOI:10.1038/s41598-021-89073-y

<概要>本研究では、口腔ケラチノサイトのp1細胞の動画をオプティカルフローアルゴリズムによる非侵襲的、定量的測定により、p0細胞と同様に、かつp0細胞よりも高い相関係数をもって細胞運動能と細胞増殖能が相関することを明らかにしました。さらに、運動能は、上皮組織の再生能を予測することも可能であることを突き止めました。ABiS・画像解析支援(支援担当:上野直人、木森義隆)では、細胞画像解析全般を支援しました。

プレスリリース プレスリリース(新潟大学のウェブサイト)

【電子顕微鏡支援担当:村田和義(生理学研究所)】[2021.04.26]
佐藤匡史 准教授(名古屋市立大学)の論文が International Journal of Molecular Sciences に掲載されました


Song C., Satoh T., Sekiguchi T., Kato K., Murata K. Structural Fluctuations of the Human Proteasome alpha7 Homo-Tetradecamer Double Ring Imply the Proteasomal alpha-Ring Assembly Mechanism. International Journal of Molecular Sciences 22, (2021) DOI:10.3390/ijms22094519

<概要> 本研究では、プロテアソームα7サブユニットのクライオEM構造を調べることにより、ダブルリンク構造を介したプロテアソームの形成過程の理解に手掛かりを与えました。ABiS・電子顕微鏡支援(支援担当:村田和義)では、クライオ電子顕微鏡を使用し、データ測定および解析する支援を行いました。

【光学顕微鏡支援担当:鍋倉淳一(生理学研究所)】[2021.04.27]
富永真琴 教授(生理学研究所)の論文が Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America に掲載されました


Nishimoto R., Derouiche S., Eto K., Deveci A., Kashio M., Kimori Y., Matsuoka Y., Morimatsu H., Nabekura J., Tominaga M. Thermosensitive TRPV4 channels mediate temperature-dependent microglia movement. Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America 118, (2021) DOI:10.1073/pnas.2012894118

<概要> 本研究では、マウス脳でのミクログリアの動きを調べることにより、ミクログリアがTRPV4イオンチャネルによって脳内温度を感知して突起を動かしていることをを発見しました。ABiS・光学顕微鏡支援(支援担当:鍋倉淳一)では、二光子顕微鏡を使用し、マウス脳内のミクログリアの動きを可視化する支援を行いました。

【MRI支援担当:定藤規弘(生理学研究所)】[2021.04.27]
荻野祐一 講師(群馬大学)の論文が Scientific Reports に掲載されました


プロボクサーの脳における運動回路が試合前に増強されることをMRIで確認
–試合前の減量トレーニングに科学的根拠を提供–

Ogino Y., Kawamichi H., Takizawa D., Sugawara S. K., Hamano Y. H., Fukunaga M., Toyoda K., Watanabe Y., Abe O., Sadato N., Saito S., Furui S. 2021 Enhanced structural connectivity within the motor loop in professional boxers prior to a match Scientific Reports 11 1 9015 2021/04/29 Apr 27 10.1038/s41598-021-88368-4

<概要>プロボクサーの脳内の運動回路が、試合一ヶ月前から試合直前にかけて構造的に増強する事をMRIで確認した。この結果は、試合前の減量トレーニングの意義としてアスリート間で経験的に語られてきた「余分な脂肪を落とすことにより“身体のキレ”が良くする」ことを反映していると考えられる。ABiS・MRI支援(支援担当:定藤規弘・福永雅喜)では、機能的MRI、DWIにおける構造的結合の解析を中心に各種データのnetwork解析手法の支援を行いました。

プレスリリース プレスリリース(群馬大学医学部付属病院のウェブサイト)  

【光学顕微鏡支援担当:根本知己(北海道大学 現:生理学研究所)】[2020.08.20]
佐伯歩 助教(北海道大学)の論文が Methods in Molecular Biology に掲載されました


Hasebe A., Saeki A., Shibata K.I. Lipoprotein Extraction from Microbial Membrane and Lipoprotein/Lipopeptide Transfection into Mammalian Cells. Methods in Molecular Biology 2210, 195-204 (2021) DOI:10.1007/978-1-0716-0939-2_19

<概要>本論文では、Mycoplasma salivariumならびにTannerella forsythiaからのTriton-X114 phase separationを用いたリポタンパク質抽出法を解説しました。さらに、M. salivarium 由来リポペチドFSL-1のマクロファージ細胞質へのトランスフェクションについて紹介しました。ABiS・光学顕微鏡支援(支援担当:根本知己)では、共焦点レーザー顕微鏡による細胞イメージング支援を行いました。

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